「ストップ・リニア訴訟 第1回口頭弁論」報告集会開催

2016年09月24日

23日、東京地裁で「ストップ・リニア訴訟 第1回口頭弁論」、夕方には参議院会館で報告集会が行われました。

原告団長・川村晃生さん

 

川村晃生原告団長からは、「本日の裁判の傍聴に237人もの人が集まってくれ、裁判所への圧力にもなるし、みなさんが集まってくれたことは大きな意味があります。リニアは住民生活、環境問題、あらゆる問題がありますが、“それでもリニアが必要だ”という合理的な説明がありません。自然とともに生きる私たちの生き方そのものを破壊することに対しても、合理的な説明はありません。憲法で保障されている生存権、人格権、幸福追求権が一方的に侵害されています」と、口頭弁論での訴えを改めて聞かせていただきました。

こくたさん1

 

私は、「リニア問題は、二つの出来事で新しい事態に立ち至った。一つは、訴訟がはじまることによって善悪が問われ国民的関心を呼び始めた。二つは、リニア新幹線建設に財政投融資で国民の税金が投入され、もともとJR東海・私企業が自分の資金で実行するとの約束は違っているという、国民的疑問が生じるという新しい段階にきている。

これまでリニア問題では、国民的議論が全くなされてきませんでした。今こそ国民的議論を起こしていきましょう。臨時国会では、リニアへの財投のための法改正が審議されるが、与党は、質疑を短時間で終わらそうと狙ってくる。

先ごろ、超党派の公共事業チェックの会としてリニア調査にも行き、そこでも国会でリニアについてしっかり議論する時間をつくろうと提案しました。国民的議論のために、力を注いでいきたい。訴訟、国会論戦、国民的運動の三つを相互に発展させよう」と、あいさつしました。

 

共産党からは本村伸子衆院議員、山添拓武田良介両参院議員も参加、民進党の初鹿明博議員の秘書も参加しました。

 

本村さん