宝塚市日本共産党後援会で、「裏金問題」を中心に「国会報告」を行いました
2024年08月20日
報告です。18日、兵庫県宝塚市の日本共産党後援会に招かれ、裏金問題を中心に約1時間、国会報告を行いました。
私の講演の先だって、杉島幸生後援会会長が、「新春のつどいにも、こくたさんに来ていただき、たいへん元気が出るお話をしていただいたが、今回もしっかりと学んで、総選挙での躍進の力にしたい」と挨拶されました。
まったく恐縮至極です。
また、みとみ智恵子宝塚市会議員が、「物価高騰に見合わない年金額のちょっとした引き上げで、障害の妻を持つ非課税世帯が課税世帯となり、とんでもない負担増が襲いかかった。こんな政治を党の躍進で変えたい」と訴え。
ねりき恵子前県会議員が、斉藤知事のパワハラに関する兵庫県議会の「百条委員会」などの状況を紹介。一刻も早く兵庫県知事を辞任に追い込み、憲法が生きる兵庫県政を目指し、知事候補の選考に入っている。国政とともに兵庫県政の転換を、と呼びかけました。
閉会の挨拶は、田中耕市会議員が、ユーモアたっぷりに私の講演への感想とともに、募金の訴え、「しんぶん赤旗」拡大と入党の訴えを行いました。
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私は、まずは、岸田総理の政権投げ出しと関連して、「岸田内閣の最大の“売り”であった政治とカネはどうだったか」として、「何よりも裏金づくりを暴いて真相究明に力を発揮。政治を動かしたのは日本共産党と『しんぶん赤旗』だ。ここに金権問題の真相の中心点がある」と指摘。
この問題では、講演後に出された「公明党の役割をどう見たら良いか」という質問に対し、「ムジナ三兄弟が、岸田自公政権に助け船を出した。こうした事実をきちんと伝えて、情報共有することが大切」。また、「抜け穴だらけの政規法改正案に反対を貫いた日本共産党の役割をしっかりと語ろう」と応じました。
また、「国会閉会後の大きな3つの事件と不祥事に見る岸田自公政権の罪深さ」として、①沖縄での5件の性的暴行事件の発覚と日米両政府の隠ぺい、②大軍拡と軌を一にする防衛省・自衛隊の前代未聞の不祥事のオンパレード、③旧優生保護法問題と日本共産党の対応について、具体的に紹介しました。
この他にも、「次々と噴き出している事件」(堀井学衆院議員指示に基づく秘書の香典配布。広瀬めぐみ参院議員の秘書給与詐取と議員辞職。鬼木誠防衛副大臣の「南極氷提供」の公選法違反疑惑)について紹介。「今こそ、自民党政治を変える歴史的チャンス。日本共産党の躍進で政治を変えよう」と、力を込めて訴えました。
最後に、「『比例を軸に』とはどういうことか」「日本共産党をどう語るのか」と問題提起。「そんなに難しいことではない。党員や後援会員のお一人おひとりが『候補者』となり、日本共産党の魅力を広げる。『共産党のここが好きやねん』と、自らの言葉で語っていただくこと」として、京都市選管がまとめた2023年京都市議選結果の調査報告を紹介し、「有権者の投票行動は、明らかに政党重視となっている。特に若者層にそのことが顕著」と具体的データを紹介して強調しました。
その上で、日本共産党の魅力と役割を、①戦争への道許さない平和の党、②暮らし破壊経済無策の岸田政権と真っ向対決。経済再生プランの提起と賃上げ、希望の党、③安全・安心は政治の土台、災害対策と原発。紅麹問題、④共産主義と自由論について、語りました。
写真は、「通販生活」紙上で、日本政府の戦闘機の輸出問題を特集した記事を紹介しながら訴える私。
特に、TVドラマ「虎に翼」にみる戦争への反省と朝鮮人差別・関東大震災についても言及。
山我浩著「原爆裁判」に示された原爆裁判と原爆投下についての日本政府の立場(この裁判において被告たる国の主張:「広島市及び長崎市に原子爆弾の投下されたことを直接の契機として、日本国はそれ以上の抵抗をやめ、ポツダム宣言を受諾することになり、かくして連合国の意図する日本の無条件降伏の目的が達成され、第二次世界大戦は終結をみるに至ったのである。このように原子爆弾の使用は日本の降伏を早め、戦争を継続することによって生ずる交戦国双方の人命殺傷を防止する結果をもたらした。かような事情を客観的にみれば、広島長崎両市に対する原子爆弾の投下が国際法違反であるかどうかは、何人も結論を下しがたい」)を紹介し、日本政府の一貫した核兵器廃絶への及び腰、広島。長崎への原爆使用の美化の姿勢について厳しく批判しました。
写真下は、講演会終了後に。
左から、ねりきさん、杉島後援会長、私、みとみさん、田中氏。