日本被団協・被爆者と共産党国会議員団との懇談会開催。
2024年06月26日
25日、日本共産党国会議員団は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)・原水爆被害者の皆さんと懇談をしました。
懇談では、①原爆被害への国家補償を実現すること、②核兵器の禁止、廃絶を実現すること、③被爆者の願いと被団協運動を知ること、④政党と日本被団協が法律の制定について協議する場を設けること、などの要請書を受け取り、親しく懇談しました。
被団協・被爆者の参加者から、自らの体験と現行法の不十分さと政府の対応への怒りがこもごも語られました。
日本被団協の児玉三智子事務局次長は、7歳で被爆し国民学校の疎開などの体験を述べ、父、母、親戚、娘までが亡くなり、次は私の番かとおびえながら生きていると語り、要請書の実現を訴えました。
また、2世検診の問題や放射線による起因性を問わない健康管理手当を申請する診断書の書き方を知らない医師が増えたことへの対応などの要望も出されました。
田村氏さんは、「被爆者の皆さんが命あるうちに核兵器の廃絶、原爆被害者への謝罪と補償、被爆者援護を求め続けてこられたことに敬意を表するとともに皆さんの要請に同意します」と述べ、「すべての原爆被害への国家補償について協議の場を設けるのは大変重要な提起です。どんな法律が必要なのかを皆さんとも一緒に協議していきたい」と表明しました。
被爆二世の井上哲士参議院議員、笠井亮、本村伸子の両衆議院議員も各々発言し、要請の内容の実現のため全力を尽くしますと交流しました。
日本共産党からは、小池晃書記局長、伊藤岳、紙智子、山添拓、吉良よし子の各参議院議員、田村貴昭、宮本岳志の両衆議院議員と私の12人が参加しました。