24日、外務委質疑報告①。イスラエル・イラン報復問題で日本政府を批判。

2024年04月26日

24日の衆院外務委員会で、私は、イスラエルとイランの報復攻撃の連鎖に関し、イランだけを非難する日本政府の姿勢を厳しく批判しました。
イランは、イスラエルが1日に行ったとされる在シリア・イラン大使館への攻撃の報復として、13~14日にイスラエルを攻撃。イスラエルは19日にイランを攻撃したと報じられています。

まず、私は、報復連鎖の発端は、イスラエルの国際法違反の無法行為にある。だからこそ国際社会は、イスラエルに自制を強く求めていた。これを無視したイスラエルの軍事攻撃に道理はない。わが党は、全ての関係国に報復の連鎖を止めるよう強く自制を求める」と述べ、
24日のメディアが報道による、「ガザ地区南部で、イスラエル軍の撤収後、ナセル病院の敷地内で300人以上の遺体が埋められているのが見つかった」ことに触れ、「イスラエルによるジェノサイドの即時中止を求める」と主張しました。

 

その上で、G7外相会合で、19日に採択された共同声明は、イランの攻撃を「最も強い言葉で非難する」と表明する一方、イスラエルの攻撃については「全ての当事者に事態のエスカレートを防ぐよう強く求める」と述べるにとどめているとし「なぜ日本は、共同声明に加わったのか」とただしました。

上川陽子外相は「全ての当事者に事態の鎮静化を求める中核的な部分は、わが国の政策と一致している」としましたが、事態の起点がイスラエルの攻撃であることには触れませんでした。

私は、「事態が問題化した起点があまり恣意的ではないか。イスラエル寄りの米国と共同歩調を取り、イランだけを非難する日本政府の対応は他国からダブルスタンダード(二重基準)だと批判される」と指摘しました。