22日、外務委。花き農家の振興は、イベント頼みでなく、直接支援と関税見直しを!

2024年03月29日

遅くなり申し訳ありません。3月22日、私は、衆院外務委員会で、2027年に神奈川県横浜市で開催される国際園芸博覧会に関連し、国内の花き農家の育成、振興問題を取り上げました。

花き農家振興は、所得を補償する直接支援と、関税の見直しが必要と主張しました。

「博覧会の目的は、国際的な園芸文化の普及、園芸、造園産業の成長産業化、ひいては園芸を支える花き農家の振興」とされているが、花き農家の現状はどうかと切り出し、2022年の農業経営統計調査で「大きく収入が減収し、出荷量や耕作、作付面積、産出額、農家戸数のいずれも急減している」と指摘しました。

今回の質問にあたり、沖縄や福島の花き農家の方々に、現状をお聞きしました。
一様に「燃料費が高い。肥料や農薬、市場に出すための段ボールも値上がり、農水省の施策・措置では間尺に合わない」との声が上がっていることを紹介。

「今すべきことは、高騰している燃料、肥料、農薬について補助すること、花き農家の経営が破綻に陥らないよう一定の所得を補償する直接支援が必要ではないか」と提起しました。


さらに、安い切り花の輸入が年々増大し、国内生産を圧迫しているとし、「関税などの国境措置を再構築する必要がある」と迫りました。

これに対し、武村展英農水副大臣は、「関税引き上げは極めて困難」といとも簡単に答弁するだけでした。


私は、(同じ園芸博覧会を行った)「2000年淡路、2004年浜松で開催したが、いずれも翌年、花き産出額は減り、その後も減少は止まらない」と述べ、「園芸博などのイベント開催に頼る花き農家の成長、振興政策は功を奏していない」と指摘し、改めて所得を補償する直接支援と、関税の見直しを求めて質問を締めくくりました。