共産党大津・湖西地区委員会、高島市日本共産党後援会共催「春のつどい」で訴え!

2024年03月18日

17日、大津・湖西地区委員会、高島市日本共産党後援会共催の「春のつどい」が開催されました。
私は国会報告を行い、質問にも答えました。

「つどい」では、日本共産党の衆院近畿比例ブロック候補者の4氏を紹介したビデオを上映。
きのせ明子滋賀1区ジェンダー平等委員会責任者(衆院滋賀一区予定候補)は、「財界優遇、アメリカ言いなりの政治を大本から変えるため、日本共産党を伸ばすたたかいに全力を尽くしたい」と力強く決意を表明しました。

森脇徹、福井節子の両市議が、高島市政と市議会の現状を報告し、来年1月に行われる予定の市議選に勝利する決と共に、「共産党を大きくしていくことが必要だ」と訴えました。

 

私は、「来る総選挙は、すでに比例代表を土俵に激しい政党間の争いが始まっており、政党選択の選挙。比例は日本共産党をブレずに貫き、日本共産党を語り抜いて党の前進、きのせ明子さんの勝利を」「今日は、そのことを訴えに来ました」として、国会報告と第29回党大会の強調点、日本共産党への入党を訴えました。

 

 

まず、私は、自民党の「裏金づくり」の問題での国民的な怒りの中、「世論調査で、内閣支持率は最低を記録。不支持率は世論調査開始以来、最悪の状態。国民は岸田政権に不信任を突きつけている」と指摘し、「あらためて、政治資金パーティーによる自民党の裏金づくりとは何なのか」と話を進めました。

私は、「政治資金パーティー収入の不記載が初めて明らかになったのは、日本歯科医師連合会(日歯連)からの1億円ヤミ献金事件」と紹介。その際、「有罪となった村岡兼造・元官房長官などは、2001年のパーティー収入のうち、現金で売った1億数千万円を金庫に保管し、裏金として使った。同年の参院選では裏金から4億数千万円を出した」「収支報告分のみで選挙が行われているとは誰も思っていないのが永田町の常識」と証言していることを紹介。

また、2022年、闇パーティー問題で有罪の薗浦健太郎・元首相補佐官の元秘書は、供述調書で「一つは、表に出したくない会食費。銀座の店での会食費など、支援者から貴重な政治資金で高級なものを飲み食いしていると批判されるから。もう一つは選挙。選挙の際には、法定の費用を上回る支出額となってしまうのが通例。実際の支出額をありのままに表に出すわけにもいかず」に、裏金が必要だったと言っていることも紹介しました。

その上で、「政治とカネによって、政治のあり方を根底からゆがめる、長年にわたる自民党の金権腐敗政治と、今こそ決別すべき時だ」と強調しました。

 

 

また、「しんぶん赤旗」日曜版のコピーを掲げ、「赤旗がこの問題の端緒を開いた」「その時に、政界を揺るがすおおごとになると誰が思っただろうか」と指摘し、「政治倫理審査会とは何か。何が明らかになったのか?」として、「かつては、政倫審が幕引きの場に使われてきたが、他党を巻き込んだ日本共産党の柔軟な対応と厳しい追及のなか、幕引きを許さず、原則非公開を覆してフルオープンで開催させた」「ここまで追い込んできた。さらに進んで、参考人招致、証人喚問が待ったなしだ」と強調しました。

 

 

さらに私は、党大会決定と関連して、「日本共産党とはどういう政党か」と提起。「二つの歪みを、根本からただす党」「財界中心の政治、アメリカ言いなりの大軍拡に真正面から立ち向かい、平和の対案を示す党」と強調しました。

元外務事務次官の薮中三十二氏が最近発刊した『現実主義の避戦論』の内容にも触れながら「軍事対軍事」「力による抑止」という考えを脱却し、ASEANの話し合いによる平和の外交努力に大いに学ぶことこそ、現実的対応だ」と強調しました。

 

 

最後に私は、「第29党回大会決定は、“21世紀の日本共産党の「自由宣言」”とも呼ぶべき文書”」と紹介し、「人間の自由論が、若者に響き合う、社会主義・共産主義論の魅力」を、「三つの角度」から解明(1,「利潤第一主義」からの自由、2,労働時間の抜本的短縮によって「人間の自由で全面的な発展」が可能となること、3,「発達した資本主義国の巨大な可能性」)したことを報告。党大会決定が示した壮大な展望について話しました。

また、マスメディアなどによる「異論を許さない党」という攻撃がいかに浅はかなものかを、党大会開催と審議の事実にそくして解明した上で、「日本共産党を強く大きくしてこそ、野党共闘を確かなものとし、政治を変えることが出来る」として、心から入党の訴えを行いました。

 

 

写真は、講演の終わりにそろい踏みで聴衆に応える、左から福井市議、私、きのせ明子さん、森脇市議。