13日外務委質疑。上川外相が、「イスラエルの行動は、国際人道法の原則に反する」と答弁。

2024年03月14日

 

13日の外務委員会における私の質問は、民間人で過密状態のガザに無差別攻撃を行うイスラエルの攻撃は「国際人道法に違反しないのか」と上川陽子外務大臣に質したことがポイントです。

 

 

私は、イスラエルがガザ南部のラファへの本格的な地上作戦を行う姿勢を崩しておらず、「もし強行されれば、未曾有の人道的な大惨事になる」と指摘。イスラエルによる激しい攻撃でガザの死者数はすでに3万人を超え、犠牲者の7割が女性や子どもだと強調し、「日本政府として、地上作戦に断固反対する立場を明確にすべきだ」とただしました。

 

 

上川外相は「ご指摘のとおり、子どもを含む無辜(むこ)の民間人を無用に巻き込む攻撃は国際人道法の基本的な原則に反するもので正当化できない」と明言。これまでイスラエルに配慮し「法的評価を差し控える」としてきた姿勢から国際法違反との認識に踏み込む答弁をしました。

 

 

答弁を受けて、「そういうならば、そのことをはっきりとイスラエルに迫るべきだ」と主張しました。

 

 

また、ガザで食料供給支援などの中核を担う国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を日本政府が停止について、「拠出金の停止は『人道支援の供給を可能とする措置を命じた国際司法裁判所(ICJ)の暫定措置命令』に反する」と指摘し、「日本政府も拠出を再開すべきだ」と求めました。