27日、政倫審開催空転。自民党が方針を二転三転し、議員出席を拒否。無責任の極み！
2024年02月28日
27日、自民党の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会をめぐって、自民党は、出席者や審査の公開について方針を、無責任にも二転三転させ、開催日程などを決めることができませんでした。
政倫審には自民党安倍派の塩谷立座長、松野博一前官房長官、西村康稔前経済産業相、高木毅前国対委員長、二階派事務総長の武田良太元総務相の派閥幹部ら5人が審査を「申し出」ています。
同日、自民党が当初「完全非公開」を主張していたのを議員の傍聴のみに限る案を提示しました。
日本共産党、立憲民主党、日本維新の会の政倫審幹事会メンバーは、自民提案では「真相解明と国民への説明にならない」として、完全公開を改めて求めました。
自民党は午後、政倫審には、西村氏と武田氏が出席し、報道機関の取材と録音を認める、テレビはあたま撮りは良いが、中継・放映はなしの形式で、西村氏と武田の2人だけの先行開催の方針を提示しました。
これに対し、共産、立民、維新は、全面公開が前提と再度要求しました。
ところが、その後政倫審幹事会協議に入る直前に、自民側が西村氏の出席を取り下げました。
「西村が逃げた」とつめかけたメデイアから「えっつ」の声があがりました。
それでも、一人になるが武田氏は出席の意向なので、政倫審幹事会の開催をと、与党側からありました。
3党は、当初2人先行でと提示されたのに、なぜ一人だけなのかと理由を示せと与党に要求しました。
驚いたことに、その回答を自民党が行う前に、今度は、「申し出」をした、武田氏も「なぜ自分一人なのか」として出席を断る旨が伝えられるではありませんか。今度はメデイアのみなさんは「おっつ」との声がとび、3党の幹事会メンバーからは、「いい加減にせよ、愚弄するにもほどがある」との怒りが巻き起こりました。
これにより、審査申し出議員で、政倫審の公開の度合いはどうあれ、出席の意向を示した議員は誰もいなくなる事態が生まれました。
「またも逃げたのか」「そして誰もいなくなった」というのは、ひどすぎるとの意見が出る始末でした。
3党の幹事会メンバーは、自民党のこの対応は、真相解明を妨害する以外の何物でもないと厳しく批判しました。結果、政倫審幹事会は、27日開かれず流会となりました。
私は、「自民党の対応は、真相解明に背を向けるもので言語道断だ。政倫審の出席をめぐって二転三転、こんなことは前代未聞。自民党は事の顛末と経緯を説明し謝罪すべきだ」「この状況からも明らかだが、予算委員会における参考人質疑や証人喚問が必要なことは一層明瞭になった」と主張しました。
立憲民主党の寺田学議員は「自民党の当事者能力が欠落している」と述べ、国会を混乱させた責任は自民党にあると強調しました。
国民に対する説明責任を果たさず、真相解明に背を向け続けるまったく無責任な自民党の姿勢が改めて浮き彫りになりました。
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私の発言は、1：54～