5日4党国対委員長会談。「裏金議員リスト」は不十分、自民党の調査も早期報告を要求。//ぶら下がり『動画』
2024年02月6日
2月5日、早朝から、日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党4党の国会対策委員長会談を開催しました。
自民党は5日朝、政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に記載していなかった自民党所属の「裏金議員」のリストを野党側に提示しました。この件について対応を協議しました。
私は、「このリストは、およそ反省や真相解明の態度が感じられない、不誠実なものだ。厳しく指摘する必要がある、自民党が、述べている議員への事情聴取は、具体的に何を聞いているのか、アンケートも行うというが、何を問うのかをはっきりさせることが必要だ」と述べました。
提出されたリストは、時効期間の5年分の記載はなく、(収支報告書)保存期間の3年分だけで、支出や日付の具体的な記載もなく、年度毎の事実を列記し「名寄せ」での合計記載もないなど、極めて不十分なもので、不誠実な内容だとの認識で一致。支出や日付を明記した5年分の名簿の提出を求めることを確認しました。
自民党内での事情聴取や、党所属議員への裏金の有無のアンケート調査の結果を早期に国会に報告し、調査の全容を明らかにした上で予算委員会での集中審議を行うよう求めました。
自民党の浜田靖一国対委員長は、来週早々にも党の調査内容を国会に報告すると4党に回答しました。
開会が遅れていた衆院予算委員会は、岸田文雄総理が答弁すること一連の調査の経過等を報告することで開会。
岸田総理は、党幹部による関係者への聞き取りについて「不記載に至った経緯や使途について確認を行っており、可能な限り今週中をめどに作業を終え、その後、外部の第三者によるとりまとめを予定している」と説明し、「全所属議員に対し、政策集団の政治資金パーティーに関連した収支報告書の不記載がないかのアンケート調査も今週中に行い、来週早々にはとりまとめを予定している。進捗状況をふまえ、党として必要な説明責任を果たしたい」と述べました。
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会談終了後、記者会見し、立憲民主党安住淳国会対策委員長が代表して4党会談について報告しましました。
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