「オスプレイ撤去を」党国会議員団が、政府に申し入れ//志位委員長 定例会見『動画』

2023年12月1日

30日、日本共産党国会議員団は、米軍横田基地所属のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落した問題について、政府に対して「米軍オスプレイの墜落に関する抗議申し入れ」(下段に掲載)を行いました。

小池晃書記局長らが、上川陽子外相、木原稔防衛相に国会内で、申し入れました。申し入れには、赤嶺政賢、宮本徹、田村貴昭の各衆院議員、山添拓、吉良よし子の両参院議員が同席しました。

写真下は、上川外務大臣に対する申し入れ。

 

写真下は、木原防衛大臣への申し入れ。

 

*******

オスプレイ墜落「抗議申し入れ」 全文

11月29日、米空軍横田基地所属のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落した。赤い炎と白煙を上げ、回転しながら落ちていくのを目撃したとの住民の証言が報じられている。およそ「不時着水」などと言えるようなものではない。

垂直離着陸輸送機オスプレイは、開発段階から墜落事故を繰り返してきた危険きわまりない欠陥機である。日本国内への配備後も、墜落と不時着などのトラブルを繰り返してきた。国民の不安と反対の声を押し切り、米軍基地への配備を容認し、さらに、自衛隊への導入を進めてきた日本政府の責任はきわめて重大である。

今回の墜落事故とこれまでの日米両政府の対応に抗議し、以下、緊急に申し入れる。

1、米軍と陸上自衛隊のオスプレイ全機をただちに運用停止し、事故原因を明らかにすること

2、米軍のオスプレイ全機を撤去すること

3、陸上自衛隊へのオスプレイの導入を中止し、撤去すること

 

******

志位委員長が会見し、「欠陥機オスプレイの撤去を求める」との見解を表明しました。

志位氏は、米軍横田基地所属のオスプレイが鹿児島県・屋久島沖で墜落したことについて、「オスプレイは開発段階から事故を繰り返し、構造的な欠陥機と言われてきた軍用機だ。そういう危険なオスプレイの配備を容認し、さらに自衛隊のオスプレイ導入を推進してきた自公政権の責任はきわめて大きい」と指摘。

志位氏は、党国会議員団の政府宛の緊急申し入れも紹介。
その上で、志位氏は、名護市にオスプレイが墜落した事件が起きた際、米軍が飛行の再開を決めると、事故原因が究明されていない段階で日本政府がただちに追認したことを挙げ、「だらしない態度をとってきた」と指摘し、オスプレイの最低飛行高度について日本の航空法150メートルよりさらに低い60メートルまで許容しているとして、「米国いいなりの態度が、今回の事故にもつながる結果をつくっている。こういう姿勢を根本からただすことを強く求めていきたい」と述べました。

*******

この間、私は、オスプレイの問題について追及してきた一人です。

2023年4月19日・外務委質疑「陸自ヘリ事故とオスプレイ部隊の編成問題」について質問

 

*******