岩井忠熊・立命館大元副学長のご逝去にあたり、心からご冥福をお祈りします。

2023年11月14日

大学時代からの恩師である、岩井忠熊先生が逝去されました。心からご冥福をお祈りします。

岩井先生は、京都帝国大学在学中に学徒出陣で特攻隊員となり、輸送船で移動中に米潜水艦の攻撃に遭い、九死に一生を得て帰還。その経験から以来、「過去を顧みることが、過ちを繰り返さないために必要だ」と述べ、戦争反対、わだつみの悲劇を繰り返すなと訴え続けて来られました。非核の政府を求める京都の会代表世話人を務めるなど最晩年まで平和運動を続けてこられたことも言わねばなりません。

10月23日に、「学徒出陣80年」企画で、先生がテレビに出演すると、立命館大学職員OBで話していたばかりでした。皆で最後の遺言になったねと交流しました。

居住地で、地元の共産党後援会の活動にも気軽に参加。ご夫婦で商店街の宣伝練り歩きにも参加いただいたことも忘れえぬ思い出です。
私にとっては、立命館大学の学園民主化(学園紛争)の時期も、様々な形でご一緒しましたし、立命館大学に建立された反戦平和の象徴「わだつみ像」の再建立に、ご尽力いただいた先達の師です。
私の選挙の度毎に応援いただいたことに、あらためて感謝を申し上げ、お別れの言葉にします。
2017年7月、「議会制民主主義に発展をめざし こくた国対委員長20年を祝うつどい」。その際に刊行した冊子に激励の言葉を送ってくださいました。
2014年8月、平和のための京都の戦争展にて
2009年5月、春の古書大即売会