国会召集にあたり議員団総会。志位委員長があいさつ//『動画』も視聴ください。

2023年10月21日

20日、212回国会(臨時国会)が召集されました(会期は12月13日までの55日間)。

本会議の開会に先立って、国会内(議員会館内)で日本共産党国会議員団総会を開催。

志位和夫委員長は、「岸田政権に正面から対決するとともに、暮らしでも平和でも『こうすれば日本は良くなる』という提案を太く示し、国民に希望を届ける論戦にとりくみたい」とあいさつしました。

志位氏は、まず「イスラエル・ガザ紛争について」の、見解を述べました。以下は、その部分のあいさつを載せます。

 人道的危機が極めて深刻だ。ガザの病院爆撃によって500人を超える犠牲者が出た。病院という場所で多くの命が損なわれ、多くは子どもと女性だ。深い憤りをもって非難する。
 ハマスによる無差別爆撃と民間人の連行は国際法の明白な違反であり、わが党は、これを強く非難するとともに、人質の即時無条件解放を求める。
 同時に、イスラエルによる大規模な空爆、完全封鎖、住民の移動の強制、夥しい犠牲をもたらす大規模侵攻の宣言は、どれも国際法を乱暴に蹂躙するものである。わが党は、イスラエルに対して、ガザに対して人道的危機をもたらしているすべての行動を中止し、大規模侵攻を中止することを強く求める。
 双方に対して、暴力の連鎖を止め、即時停戦を強く求める。人道支援を阻むあらゆる障害を取り除くことは急務だ。国際社会はそのために、あらゆる努力を傾けるべきだ。
 日本政府に2点求める。第一にハマスに対する非難だけでなく、イスラエルによる、国際法違反の行動を厳しく批判し、その中止を求めるべきである。第二に、イスラエル、パレスチナ双方との関係を最大限に生かし、停戦にむけた交渉を促すべきである。
 今日の事態の歴史的な根底には、イスラエルがこの間、住民の強制排除を行いながら、国際法違反の入植、封鎖、空爆、侵攻を繰り返してきたという問題がある。暴力と紛争の連鎖は、イスラエルの占領地からの撤退、パレスチナ国家の実現、イスラエルとの平和共存につながる交渉を通じてのみ終わらせることができる。そのために関係各国と国際機関が、あらゆる外交努力を行うことうを強く呼びかける。
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下記のURLから志位和夫委員長の挨拶をご覧ください。 https://youtu.be/mQxOmiBFEro