日本共産党国会議員団事務局・秘書OB会の会合で、講演。

2023年08月29日

報告です。25日、日本共産党国会議員団事務局・秘書のOBのみなさんで構成しているさくら会主催の「さくら会党創立101周年記念講演会」に出席し、以下の内容で講演しました。

退職後も持ち場持ち場で日本共産党躍進のためご奮闘に敬意を表します。
時々は、国会に出向いて後輩たちを励ましてください。
韓国旅行の話から朝鮮通信使まで及んでいました。韓国を訪れてそれらを紐解くのも興味深いとは思いますが、まずは朝鮮通信使がいかなる道を通り、各々のまちでどのような歓待を受けたかなどを、京都にある「高麗美術館」に赴き、絵図や朝鮮通信使街道などの資料もご覧になって、散策しては如何でしょうか。

①紹介ありましたが、私の「引退・勇退」に関わっての件です。この際、一言触れておきます。「次の選挙に出ない」と言っておりまして、下手すると選挙が遠くなっているのではないか(笑)。「まだ余力のありうちに節目として」と京都の記者会見で語った通りです。

②「永年在職議員表彰」を受け、衆院議員室に「額」を飾っています。お暇なときに見てください。西陣織による「織額」を地元の織屋さんに頼みました。作成した経緯とその思い。伝統産業を大切に、業界との結びつきなどについて報告しました。

③「この党なかりせば?」と考えましょう。維新「なくなってほしい党」と暴言。「なくしてはならぬ党だ」。
信濃毎日の「社説」を引用。まさに、空想的どころか、日本共産党創立時に理想として掲げた綱領が戦後の憲法に結実。女性参政権、国民主権、基本的人権、侵略戦争反対・平和。
「9条の会」呼びかけ人の、鶴見俊輔氏や加藤周一氏の党への評価の重みを今こそかみしめよう。

歴史の教訓を語ろう。「日本共産党の百年」は、その良い教材です。今年は関東大震災での朝鮮人・中国人、日本共産党先達虐殺100。小林多喜二の小説となっている1928年3月15日の共産党1600人検挙の大弾圧。同じく4・16と日本共産党壊滅の政府の動きが記された時代です。
治安維持法の改悪に反対し右翼の凶刃に倒れた”山宣”こと山本宣治。
彼の生涯を描いた映画「武器なき斗い」は、没後50年を迎える共産党員監督山本薩夫さんが製作しました。
映画における、山宣の国会質疑シーンは、議事録通りであること、無産者医療の呼び掛けなど、私は、2011年の長野山宣会主催の「山宣碑前祭」で訴えたこと。今も共産党議員団控室に「山宣ひとり 孤壘を守る だが私は淋しくない 背後には大衆が支持してゐるから」の「墓碑銘」の「拓本」を置き、議員団の構えとしていることも併せて報告。
以上のことを通じて、戦争への道、掃き清めるために、共産党をなくせとの攻撃が始まる。その教訓を思い起そうと訴えました。

➃日本共産党議員団の役割とエピソードを発掘し語ることの重要性。各々の都道府県党組織の革命的歴史と伝統を思い起こし、語り継ぎ、誇りをと確信を持って闘いに臨もう。議員の身近におられたみなさんがその語り部となってほしいと呼びかけました。

⑤最後に、「市民と野党の共闘」を担っているものとして、この間の経緯と現状についてざっくばらんに報告しました。現に闘われている、岩手県知事選挙における共闘の取り組みなども示し、何としても勝利をと訴えを結びました。