【京の和菓子だより】7月は、私の大好きな「行者餅」。

2023年07月7日

京都の7月と言えば、祇園祭。

祭りのメインは山鉾巡行(17日・前祭・23基、24日・後祭・11基)ですが、祇園祭の神事は1日から始まりまっています。

前祭の宵山の日(16日)だけ販売されるのが、老舗の和菓子屋・柏屋光貞さんの『行者餅』。私の大好きな菓子です。これを食べて無病息災を祈ります。

役行者山(えんのぎょうじゃやま)に因んだ菓子です。
役行者山(巡行は後祭)は、応仁の乱以前からの舁山で御神体は修験道の開祖役小角(えんのおずぬ)、尊称神変大菩薩役行者(しんぺんだいぼさつえんのぎょうじゃ)と一言主神(ひとことぬしのかみ)と葛城神(かつらぎのかみ)の三神で、役行者が一言主神を使って葛城山と大峰山の間に橋を架けさせたという伝承があります。

 

 

実は昨年は、コロナ禍の下でご当主の体調もこれあり、製造・販売は、中止でした。