1日、定例会見。岸田総理の安保政策大転換、少子化対策の質問にまとも答えない姿勢を批判!

2023年02月2日

 

2月1日、国会内で定例記者会見を行いました。

私から「始まりました予算委員会の質疑の中で岸田文雄総理大臣の答弁姿勢について述べておきたい」として報告。
岸田氏は、安保政策の大転換、異次元の少子化対策の中身について問う質問に、何ら答えない答弁の姿勢について批判しました。

 

 

私どもの志位委員長が質問を行い、終了後、記者会見を行い、記者のみなさんもお聞きかと思う。志位委員長は、今度の安保政策の大転換について真正面から取り上げた。敵基地攻撃力と大軍拡の一番の根本的な問題について質問をした。米国の「統合防空ミサイル防衛(IAMD)に、日本が参加し、一体化することについて事実を列挙して指摘。岸田さんは、「日本独自にやる」と何の根拠もなく答弁。
私が2022年3月の質問で、ミサイル防衛と敵基地攻撃を、在日米軍と自衛隊が一体になって『攻勢対航空』という実際の訓練をアラスカで行っている事実を追及している。そういう一連の事実に対して全く無責任な答弁だと思う。

 

 

二つ目の問題として、子育て支援の問題について、次元の異なる少子化対策とは、どのようなものかということを問われたのに対し、「個別の対策を用意するだけでは結果につながらない」と述べて、「男性や企業、高齢者や独身の人なども巻き込んだ政策を進めていくと、社会の雰囲気を変えるところまで持っていいけば」と答弁している。
これは極めて重大な問題だと思う。子育ての問題、少子化対策、教育費の問題を含めて様々な論点があるが、一つ一つの具体策、個別の対策こそ大事。
なんら明らかにしないで男性や企業、高齢者、要するに全部の国民に負担してもらうという新たな方向性、増税の雰囲気を作っていくということは許しがたい発言と言わなければならない。

政策の大転換に関わる問題と、目玉としている少子化対策、異次元などと言っている中身は何かという問題が問われている。

 

 

記者団からの質問:少子化対策について「自民党の茂木敏充幹事長の発言、野党は少子化対策に失われた10年という声、昨日の委員会で愚か者というヤジについて指摘する声、これらへの受け止めは」。
「学びなおし、首相のご子息の問題から浮かび上がるものは」「総理の答弁に変化を感じているか」「石原信雄官房副長官について」「立憲民主党が子ども児童手当の所得制限撤廃などについて国対ヒアリングを行っていくと発表したが、共産党は参加するのか」等の質問があり答えました。