京都市上京区・北区日本共産党後援会の「新春のつどい」で訴え

2023年01月31日

 

報告です。29日、京都市内の西陣織会館をお借りして、5階で北区、6階で上京区の「日本共産党後援会 新春のつどい」が開催されました。
統一地方選挙で、上京区でのさこ祐仁府会議員、くらた共子市会議員、北区での浜田良之府会議員、井坂博文、玉本なるみ市会議員の必勝を訴えました。

写真下は、北区の府・市3議員と私のそろい踏み。

 

 

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上京区後援会の「新春のつどい」では、文化企画として、私の故郷の伝統芸能で、ユネスコの世界文化遺産にも登録された「鬼剣舞(おにけんばい)」が披露され、楽しむことができました。(地元では、剣舞を「けんべぇ」とも言います。)
私は、「鬼剣舞の鬼には、実は角がありません。この鬼は、いわゆる『鬼』ではなく、仏様なんです」とご参加のみなさんに紹介しました。(お面の色は5色で陰陽五行説による四季と方位を表し、五大明王を表している)

 

 

 

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私は、統一地方選挙の構図について、「ズバリ、『日本共産党なかりせば日本と京都はどうなるか』という情勢の中でたたかわれる選挙であり、最大の有権者の選択は政党選択となる」と強調しました。

 

 

特に、「戦争の道か、憲法に基づく平和の道か、歴史的分岐に立って、反戦平和の党、日本共産党の存在意義が光っている」と指摘し、「国会の様相を見て驚くが、いまや敵基地攻撃能力の保有、43兆円の大軍拡に反対の旗幟鮮明にしているのは、日本共産党だけ」と強調しました。

また、維新の会について、「自民党より右」と指摘し、「安保三文書について『自民党案よりも一歩踏み込んだ防衛力の強化を主張している』と自ら発言している」こと、また、「『防衛費の増額には賛成』だが、『他国への脅威にならない必要最小限の軍事力が、本当に抑止力になるのか』と言い、『核が最大の抑止力であることから目を逸らすべきでない』とまで主張している」と紹介。さらに、「先島諸島の住民の避難先となる地下シェルターの整備を」「改憲の発議を来年7月までに行え」と求めている反動的役割について厳しく批判しました。

 

 

さらに、「世論の変化に確信を持って」として、改めて「京都新聞」が「社説」を紹介。社説が、「戦争避ける議論こそ必要」と主張し、「まるで国を挙げて戦争に向かうためのような内容に驚かされる」「反撃能力の発動要件として、直接攻撃を受けた場合以外に密接な関係にある他国への攻撃も排除しない考えを示した。これは米国の戦争に日本が参戦する道を開くことにならないか」「求められるのは、外交や国際協力と合わせた幅広い見地からの、戦争を避けるための防衛議論では」と書いていることを紹介し、「国民の世論に確信を持って、大軍拡反対の国民的運動を起こそう」と呼びかけました。

 

 

訴えの最後に、上京区、北区ともその「革命的伝統と歴史」について強調。

「今年は京都の共産党100年の記念の年。京都の党は、上京区大宮鞍馬口下ル竪社北半町で生まれた」として、「北・上京にゆかりの西陣織の労働者・国領五一郎は、1943年、堺刑務所にて獄死したが、獄中で『未来は光明に満ちあふれている』『面白い、意義ある時代に生きている』と喝破し、科学的社会主義の理論に基づき不屈性を示した先達」と紹介。

 

 

また、「党を強く大きくして選挙戦をたたかおう。党勢拡大なくして選挙勝利なし」として、1947年、新憲法下での初の統一地方選挙当時で、6大都市で初めての共産党議席を獲得したのが故安井信雄京都市会議員
この方は、著名な経済学者、河上肇の主治医でもあったが、法然院にある河上氏の墓、歌碑には、「たどりつき ふりかえみれば やまかわを こえてはこえて きつるものかな」と、日本共産党に入党した喜びを語っている。皆さんもぜひ同じ喜びを味わっていただきたく、心から入党を呼びかけるものです」と結びました。

 

 

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上京区の「歴史と伝統」にかかわって、前日に智恵光院にある「辰巳公園」の「空爆の碑」(写真)に立ち寄ったことも紹介し、東山区の馬町、右京区の太秦とともに上京区も米軍の空爆被害にあい、たくさんの死傷者が出た歴史の事実にも触れました。