「統一協会問題追及チーム」第5回会合開催。被害者家族からヒアリング

2022年08月31日

 

30日、国会内(議員会館)で、日本共産党国会議員団の「統一協会問題追及チーム」の第5回会合を開催。

辰巳コータロー元参院議員の紹介で、統一協会の霊感商法の被害にあった家族の方にオンラインで参加していただき、被害の実態を聞きしました。

聞きしに勝るとはこのことですね。人の悩みに対し言葉巧みにつけ込み、家庭関係も破壊され、お金を出さないと帰さない、サタンに負けることになるなどの脅迫まがいの長時間にわたる強要を行い、最後は、残っていた保険金まで身ぐるみ剥いでいく統一協会のやり方に怒りを覚えない人はいないのではないでしょうか。

 

 

被害を語ったのは50代の男性Bさん。2004年頃から、統一協会が母親に接近し、「手相を見てあげる」と誘い、悩み相談にかこつけて喫茶店のような場所に連れて行く。やがて正体を明かし、同性愛者で障害があるBさんや父親との不仲など家庭の悩みを「先祖の怨念」などとして利用し、高額商品の購入を迫り、母親が「うん」というまで脅しあげ、総額1億7千万円の被害にあったと報告しました。

 

 

その後、Bさんは、聖書を読みいかに統一協会がデタラメかも学び、脱会と返金・支払いを要求し、ようやく7,000万円の返金合意を交わし今も返還中と述べました。

 

 

また、Bさんは質問に答え、自民党の選挙活動について「母の話では、選挙間に自民党の人が来て講演し、投票を呼びかけていた」「2014、15年頃は、安倍晋三総理(当時)がついてくれている」などの話があったと報告しました。

 

 

小池晃書記局長・チーム責任者は、「被害者の家族の苦しみはほんとうに深い、どれほどの方が被害にあったか、自民党との癒着の実態はいかなるものだったのか、問題の解明と解決のために力を尽くす」と、まとめのあいさつを行いました。