8月12日は、日航機墜落事故から37年

2022年08月12日

 

本日・12日は、520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から37年を迎えました。

11日の夕刻、墜落現場・御巣鷹の尾根にある群馬県上野村で犠牲者を悼む灯籠に灯がともされ、現場近くを流れる神流川の河原に並べられました。(写真は共同通信より)

 

 

墜落時刻の18時56分には、遺族らが黙とうをささげました。
「8・12遺族会」の事務局長で息子さんをなくした美谷島邦子さんは、4月におきた北海道・知床半島での観光船沈没事故に触れ、「誰もが事故に遭う可能性がある。安全に携わる人たちの意識向上が必要だと訴えていきたい」と述べました。

私は、国土交通委員会に所属していた際は、折に触れ「交通運輸は『絶対安全』が大前提でなければならない」という立場で追及してきました。「絶対安全」は、この御巣鷹山の事故を契機に、当時の日航経営陣も掲げたものです。そのことの実行はすべての交通運輸関係者の共通責任と思います。

 

墜落現場の「御巣鷹の尾根」を目指して遺族などが慰霊の登山をし、登山道沿いにある亡くなった人たちの墓標に花を手向け、尾根にある慰霊碑の「昇魂之碑」の前でも、手を合わせて犠牲者を悼みました。