「大阪万博政府代表設置法案」採決。反対討論を行いました!

2022年03月17日

 

16日、「2025年 日本国際博覧会の政府代表設置法案」の質疑終了後、採決が行われました。

私は、日本共産党を代表して反対討論を行いました。日本共産党以外の党の賛成多数で可決されました。

 

 

私は日本共産党を代表して、日本国際博覧会の政府代表設置法案に反対の立場から討論を行います。

本法案は、2025年に開催される大阪・関西万博に関し、開催国である日本の政府代表を外務省に置くことなどを定めるものであります。
しかし、大阪万博をめぐっては、政府及び大阪府・大阪市が、カジノを核とした統合型リゾート(IR)とセットで夢洲に誘致し、これを大阪の成長戦略の切り札としてきたものであります。
夢洲では、すでに市民が反対するカジノ誘致を前提とした巨大開発がすすめられています。開催期間がたった半年の大阪万博のための「インフラ整備計画」として、大阪メトロ延伸や、なにわ筋線整備、近畿圏全域での高速道路網整備などは、まさに万博を口実としたカジノのための整備費用そのものであります。質疑でも明らかになったように、淀川左岸線2期工事の整備費用は、当初予定の2.5倍に膨れ上がっています。

 

 

万博会場の建設費用は、当初計画の1.5倍の1850億円になるなど、当初計画よりコストが増大し、計画がすすむにつれ公費負担は増しています。
このことからも、大阪万博の「夢洲開催」は中止し、カジノ誘致のための関連整備計画を抜本的に見直すべきです。したがって、この大阪・関西万博に日本の政府代表を置くための本法案には反対であることを述べ、討論とします。

 

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写真中央、着席している後姿が私です。

 

 

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質疑は、衆議院ライブラリーから視聴できます。