5日、共産党街頭演説会@水戸市。大内参院茨城選挙区候補、江尻県議と訴える

2022年03月8日

 

報告です。5日、天気に恵まれ春の陽ざしを受けながら、茨城県水戸市のJR水戸駅南口にある、さくら東公園で「日本共産党街頭演説」が行われ、駆けつけ、参院選勝利と県議選で勝利を訴えました。

少し早く到着をしたので、開会前に「?パンフ」の8ページ『共産主義』、10ページの『野党共闘』を紹介。

 

 

司会は、田中まさき・土田きよみの両水戸市会議員が務めました。

夏の参議院選挙で2期目をめざし、活動地域に北関東を追加した、いわぶち友・参院議員からメッセージが寄せられ「ロシアのウクライナ侵略に断固抗議する。この機に乗じた核共有や憲法9条改悪を許さない世論を広げましょう」と呼びかけました。さらに、「東海第2原発の再稼働をめぐる正念場は参議院選挙であり、県議会選挙。参議院選挙での勝利、県議選での勝利で、ご一緒に政治を変えましょう」と。

 

 

メッセージは、立憲民主党の玉造順一県会議員、元公明党副委員長・衆院議員の二見伸明さんからも寄せられました。ありがとうございます。
また、水戸駅で宣伝予定の立憲民主党の郡司彰参院議員が、わざわざ寄っていただき「ともに頑張りましょう」と、エールを送っていただきました。

二見氏は、ロシアのウクライナ侵略にふれ、岸田総理には「核禁止条約に参加し、先頭に立ってプーチン大統領を説得するという発想も度胸もない」と批判し、「政治はめちゃくちゃ、コロナは後手後手、国民の暮らしの土台を台無しにした自公政権に参院選で鉄槌を下さなければなりません。それは健全野党、なかんずく日本共産党が大勝利すること。大内くみ子が当選したら、その瞬間、保守頑迷王国、茨城が180度変わる」と、そして「みなさん、たたかいましょう。勝ちましょう。変えましょう」とのメッセージ。

 

 

江尻かな・茨城県会議員は、県の病床削減計画や知事のコロナ対策を告発し、「茨城のどこに住んでいても、必要な医療や福祉、教育が受けられることが県民の幸せに他ならない。そのために頑張る」と決意表明。

 

 

さらに、自民党や維新の会が、核の共有と発言していることに対して「いま、共有するべきものは、日本の非核三原則であり、日本の平和憲法9条だ」「みなさん。ご一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。

 

大内くみ子・参院茨城選挙区候補は、「私は、東海第2原発の再稼働は許さず、廃炉にするために取り組んでいる」と述べ、「原発も石炭火力もやめて、再生可能エネルギーで新しい雇用、地域経済をおこす。そのために全力を尽くす」と決意表明し、「党派を超えて、東海第2原発の再稼働、許さないの声、その声の代表、私・大内くみ子を国会で働かせてください」と訴えました。

 

 

さらに、40年間の市会議員・県会議員の経験から「みなさんと力を合わせれば政治は変えられる。そのために、何としても日本共産党を伸ばしてください」と呼びかけ、「共産党は今年100歳になります。ブレることなく反戦平和を貫いてきました。国民とともに政治を変える、その確かな力として、取り組んでいる日本共産党。日本共産党が躍進すれば政治は必ず良くなります」と結びました。

 

 

私は、参院選挙で、比例で、いわぶち友参院議員をはじめ五人の必勝。茨城選挙区大内くみ子さんの勝利、連続して行われる県議選で江尻かなさんの勝利を!と切り出しました。

 

 

私の訴えの骨子は次の通りです。

Ⅰ、ロシアによるウクライナ侵略断固糾弾、即時撤退せよ
(1)国連決議の重要性。国連憲章・国際法違反と明確に断じたこと。
193カ国で構成される国連総会は三日、ロシアを非難し、ウクライナからの即時撤退を求める決議案を141カ国の賛成で採択した。国際社会のプーチン政権に対する断罪。
二〇一四年のクリミア併合の際も、ロシア非難決議を採択した。百カ国。
二つの世界大戦の惨禍をへて、もう人類は戦争をしてはいけない。このことを刻んだのが国連憲章だ。憲章では、「主権の尊重」、「領土の保全」、「武力行使の禁止」などを義務づけている。この国連憲章にもとづく平和秩序がいま根底から脅かされていることを糾弾したことに大きな意味があります。。(2)世界の世論で包囲し侵略をストップさせる。たたかいが、平和をつくる力

(3)この機に乗じた「核兵器共有論」「憲法九条無力論」を許すな
「日本維新の会」「提言」なるものは、核戦力の共有、非核三原則の見直し、軍事費二%を内容としている。
日本原水爆被害者団体協議会は、「日本国民を核戦争に導き、命を奪い国土を廃墟と化す危険な『提言』」だとして、維新の会に撤回を求める声明を発表している。

ロシアのプーチン政権が核兵器による威嚇を公然と行うもとで、核兵器は人間に決して持たせてはならない「絶対悪」の兵器だということ。その時に「日本も核共有をやる」という議論は「核による脅威に核で対抗しようというもので、プーチン政権と同じ立場。「世界が核による脅威に核で対抗するならば、世界の多くの国ぐにが核兵器を持つことになる。人類社会は破滅のふちに追いやられる」「核による脅威を取り除く方法は一つしかない。全世界から核兵器を廃絶すること」「核兵器禁止条約」であり、日本はこの条約への参加こそ真剣に検討するべきだ」が私たちの考えだ。

「非核三原則は昭和の価値観」などという維新の松井一郎代表の発言について、「二一世紀の世界の流れをまったく見ていない発言」「核兵器禁止条約は、広島、長崎の非人道的な惨禍を経て日本が国是と定めた非核三原則の精神を、世界的規模で条約にしたものだ」「『昭和の価値観』どころか、二一世紀のまさに主流にあるのが非核三原則であり、核兵器禁止条約だ」。このような危険な動きに対して、国民的な「ノー」を突き付けよう!
(4)共産党の立場「どんな国であれ覇権主義を許さず、平和の国際秩序を築く」

 

 

Ⅱ、危険な岸田・自公政権と真正面から対決し、対案を示し政治の転換を訴える党

(1)オミクロン株感染の急拡大と政府の責任は重大。危機感の欠如が根底に。

「死亡者が過去最悪」第五波三四〇〇人、第六は六千人超。①ワクチン接種の遅れ。②PCR検査。医療・保険体制の拡充こそ。保健所を減らしてきたことへの反省なし。③米軍基地が水際対策の「大穴」に。日米地位協定の抜本改正を。何も言えない政府のだらしなさ。④長期のコロナ禍の下、生活と生業が傷ついているとき何の保証も無しの政治。「困っている人を救う」公約を守れ!

(2)岸田政権のどこが問題なのか?どう対決していくのか
①「新自由主義」の弊害。格差と貧困を広げたのが、労働法制の規制緩和(非正規雇用が四割)、社会保障費の削減、不公平な税制=消費税増税と富裕層への減税。反省と転換を。
②敵基地攻撃能力の保有(安倍氏は「殲滅」とまで公言)、岸田氏「直接の打撃力」。岸防衛大臣「爆撃も排除しない」爆撃が戦争でなくて何だ。憲法違反は明白。
③政治腐敗にフタ(河井克之夫妻による政党助成金で巨額の買収事件もうやむや。国民の世論に逆行。自民党京都府連の一連の不祥事も頬かむり。

 

 

(3)この危険な政治と真正面から対決し転換を追求する党=共産党が必要
「やさしく強い経済」をつくろうと提案。①政治の責任による賃金の引き上げ②社会保障と教育予算を経済力にふさわしく充実③富裕層・大企業に応分の負担と消費税五%への減税④気候危機打開の本気の取り組み、⑤ジェンダー平等の視点を貫く―の五つの大改革を主張。
共産党ならでは新しい提案が「大企業の内部留保課税」だ。「アベノミクス八年間で資本金一〇億円以上の大企業の内部留保が一三〇兆円も増え、四六六兆円まで積みあがった。これに毎年二%(二兆円)の課税を行い、五年間の時限的課税で一〇兆円の課税を行う。
これは、①自公政権による大企業減税の不公平をただす②内部留保課税に適切な控除を行うことで賃上げと「グリーン投資」を促進する③新たに生まれる一〇兆円の税収を中小企業の賃上げ支援に使い、最低賃金を時給一五〇〇円に引き上げる―“一石三鳥”の効果がある。

 

 

Ⅲ、日本共産党勝利・躍進の三つの意義。選挙への協力を!
1、「岸田政権に厳しい審判を下し、政権交代の足掛かりをつくる最大の力」「岸田政権に正面から対決し、外交でも内政でも抜本的な対案を持っているのは日本共産党。
2、「翼賛体制を許さない最強の力」。野党間で、倒すべき相手は、『自民・公明とその補完勢力』だと何度も確認してきた。いま野党が『翼賛体制』づくりにきっぱり反対を貫けるかどうかが問われている」「いま暮らしと平和破壊の『翼賛体制』を絶対許さないと、きっぱりと主張している日本共産党の躍進がどうしても必要。
3、「野党共闘の大局的発展にとっての何よりの推進力」だ。一人区共闘の成功に力を尽くすことは大事だが「何より重要なことは共産党自身が躍進することだ」

 

 

Ⅳ、党創立一〇〇周年、茨城から反転攻勢の狼煙をあげよう

「被災地福島と共に」寄り添ってきたいわぶち友さん。いわぶちさん、大内さん、江尻さんの三人に共通するのは、「国民の苦難軽減」という日本共産党の立党の精神の体現者であること、ジェンダー平等の先駆者であること、原発反対貫き地球環境の守り手であること。この三人勝利をと結びました。