京都市南区の「日本共産党後援会の定期総会」で記念講演

2021年12月17日

 

遅くなりましたが報告です。
12日、京都市南区の「日本共産党後援会定期総会」で記念講演を行いました。

総会では、まず河合秀和・党南地区委員長があいさつ。続いて、木村康郎・南区後援会長(写真)が、「総選挙での反共攻撃を見ていて、蜷川さんの『反共は戦争前夜の声』という演説を思い起こした。戦争への道を絶対に許してはいけない」とあいさつしました。

 

 

南区選出の山内よし子府会議員、森田ゆみ子・井上けんじ、の各市会議員があいさつ。

山内よし子府会議員は、「西脇知事は当初、『少しは、ましか』と思われたが、まったくそんなことはない。北陸新幹線の延伸でも北山エリア開発でも、まったく府民の声を聞こうとしない。官僚そのもの」として、「来春の京都府知事選挙で、必ず京都府政を転換しよう」と呼びかけました。

 

 

森田ゆみ子市会議員は、京都市の補正予算で、「子ども世帯への現金給付の予算は1.5億円、かたやクーポン券の予算は8.5億円計上された。学用品などに用途を限定されたクーポン券ではなく、現金給付にしたら7億円の費用が減額、節約できる」「しかし、市長はこうしたごく当然の意見も聞こうとはしない」と批判しました。

 

 

井上けんじ市会議員は、敬老乗車証の改悪で「党は反対するだけでなく、『継続審議を』『もっと市民の意見を聞くべき』と要求したたかった」ことや、「現金給付なら1.5億円で済む子ども世帯への8.5億円のクーポン券配布問題では、補正予算案への減額修正を提案した」ことなどを紹介し、「積極的提案で頑張ったのが共産党市会議員団」だと強調しました。

 

 

 

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私は、記念講演で、日本共産党の第4回中央委員会総会決定の内容を軸にお話ししました。

 

 

 

とくに、総選挙を通じて、共産党攻撃だけでなく、立憲民主党などの共闘を推進する候補者への常軌を逸した攻撃の実情を紹介。その中でも、「共闘効果がいかに発揮されたのかを冷静に、よく見て、その歴史的到達点に確信もつ必要がある」ことを強調しました。

同時に、「共産党の後退という残念な結果が、なぜ生まれたのか」の教訓と課題についても述べ、「党と後援会の自力の強化」を訴えました。

 

 

 

そして、参院選挙、京都府知事選挙、統一地方選挙という一連の選挙戦を見据えて、「財政危機」論など国・府・市の焦点を串刺しで語る努力と工夫を強調しました。

さらに、「憲法9条を守れ」など「草の根からの国民的運動で岸田新政権を包囲し、政権交代を国民多数の声にするたたかい」「執拗なマスメディアなどの『共闘失敗』論と共産党攻撃への反撃」「日本共産党の良さを語り、党と後援会を大きくする活動」にただちに取り組みことを呼びかけ。

最後に「99年の不屈のたたかいを思い起こし、野党共闘の歴史的な到達点への確信を胸に、明るく元気よく展望をもって参議院選挙での反転攻勢に向かおう」と呼びかけました。