野党国対委員長会談。臨時国会召集拒否は明白な憲法違反。抗議声明発出を確認//定例会見

2021年09月2日

9月1日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

政府与党が、野党が憲法53条に基づき要求している臨時国会召集を拒否したことへの対応を協議。

野党は、臨時国会を開き、菅総理が説明責任を果たし、コロナ対策、災害対策など必要な対策を求め、政府をただしていくことを再三にわたって要求してきましたが、政府与党は、臨時国会を開かないと拒否回答を行ってきました。

憲法53条は「議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」としており、拒否できる筋合いのもではありません。「明白な憲法違反であり、国会を冒とくするもので許されない」と厳しく抗議。野党国対委員長名で抗議声明を出すこと確認。

 

 

私は、暴挙中の暴挙だ。「政府・与党には、医療体制のひっ迫や、暮らしと営業の困難による国民の窮状が眼中になく、政治を機能させる気がない。国民の命を守るうえでも、政権交代が必要だ」と主張しました。

 

 

コロナに苦しむ国民に背を向け、党利党略に明け暮れている政府与党に対し、野党は、国会議員の職責、行政監視機能を果たすため、コロナ対策をはじめ、喫緊の課題について「野党合同国会」(ヒアリング)を開き、政府を質していくことを確認しました。

 

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野国連後共同会見では、いつものように立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。

自民党総裁選や衆院選をめぐる自民党の混迷に対し、「無責任で、あさましい」と批判。

 

 

さらに、「日程を示さなければ政治が滞る。職務放棄だ。国会は野党議員だけ、まじめに来て、自民党の議員は派閥にこもって、選挙をどう有利に戦うかばかり。本当に無責任だ」と批判しました。

 

 

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私の定例記者会見では、いつものように野党国対委員長会談で、一致・確認したことなどを報告。

憲法53条を何度、読んでも「決定しなければならない」と書いている、応じないということはあり得ないと指摘。

 

 

記者団からは「自民党内の役員人事について」「菅総理が会見で『解散できる状況にない』と発言したことについて」「政府与党が臨時国会を開かない。拒否回答への受け止めについて」の質問がありました。

 

 

私は、「臨時国会を開かない、拒否回答」について、「明々白々の憲法違反。国民の窮状、医療体制のひっ迫、営業や暮らしの困難など関係ないという表れだ」と指摘。「政府として政治を動かしていこう、機能させようとする気がない」と批判し、「政権を変えるしかない」と述べました。

さらに、「菅自公政権が政府を担っていたら、命が失われる。命を守るうえでも、いま必要なのは政権交代と強く感じる」と述べました。