野党国対委員長会談。「いつ臨時国会を開くのか明確にせよ。政府と与党に求める」//定例会見

2021年08月26日

25日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

臨時国会召集要求に応じようとしない政府与党の対応について協議。

衆院議員の任期10月21日、残り50日となっているにも関わらず、いまだに政府が臨時国会の日程を決めないことを厳しく批判。
憲法53条に基づき要求した臨時国会の召集の日程を示すよう、政府・与党に求めていくことを確認しました。

深刻な感染爆発で、必要な医療が受けられない事態が広がっている状況を、菅総理に質し、必要なコロナ対策を行う場として、いつ臨時国会を開くのか、自民党総裁選では命を救うことはできないと認識を共有。

 

 

私は「臨時国会をいつ開くのか、政府・与党に、はっきりさせるよう求めないといけない」と強調。

そして、通常国会終了後、新しい事態として「コロナ感染の爆発的な拡大、政府の原則自宅療養・入院制限方針のもとで患者が医療を受けられずに亡くなる危機的状態が生まれている」と指摘。さらに、「アフガニスタンへの自衛隊機派遣、豪雨災害などもこの間の重大問題だ」、「いまこそ、国会を開いて議論し、政府を質す必要がある。自民党は総裁選にかまけている場合ではない」と述べました。

 

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野国連後の共同会見では、いつも通り、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。
政府与党から臨時国会召集の話が具体的に出てこないことについて「今までは閉会中審査を行ってきたが、任期が残り50日となるもとで、9月以降は臨時国会をいつ召集するのか、政府与党側に質していくことにした」と述べ、「いまの医療崩壊の現状を見れば、明日にでも臨時国会を開いて、必要な予算や法律について議論するのが国民から負託されたわれわれの責務ではないか」と怒りをもって述べました。

記者団からの質問を受け、安住氏は「局面は変わった」とし、「感染は爆発し、任期は刻々と迫っている。自民党総裁はやるが、臨時国会はやらないのかと言いたい」と批判。「閉会中審査で、誤魔化すような状況ではない。憲政史上からも許されることではない」と語りました。

 

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定例の記者会見では、いつものように野党国対委員長会談・連絡会の報告を行い、臨時国会を召集し、議論することが必要であることを強調しました。

開始前に眼帯について報告。目の下のいぼを切除し、内出血があり、それを保護するためにしています。

 

 

記者団からは「緊急事態宣言の対象地域が拡大されることについて」、臨時国会召集要求を改めて要求することに対して「政府与党が応じる見通し、応じなかった場合の対応措置について」「衆院選における野党共闘の現状について」「中村喜四郎衆院議員が京都府委員会を訪問した経過について」「京都1区における野党共闘について」「東電福島第一原発の処理水の海洋放出めぐって」と盛りだくさんの質問がありました。

その中から、私は、「臨時国会を開け!」ということに関して「いま国民が窮状にさらされているときに、困難に対して、政治がどう向き合っていくのか、国会を開かなくていいのか、ということが問われている」と述べ、「総裁選しか考えていないようでは、政治として失格である」と批判しました。

さらに、野党共闘の問題に関しては「2015年9月19日から始まり、『安保法制廃止・立憲主義を回復するために国民連合政権をつくろう』と呼びかけてから約6年になろうとしている。メディアも共闘の成否や動向を取り上げざるようになってきている。いまや日本の政治の土台をつくることになることは確かなものになってきた」と述べ、そして「いよいよ時期が来た。政権を取りに行くという思いを強くしている」と述べました。