メキシコ視察。テオティワカン遺跡、発掘の杉山教授説明を受けて見学

2015年10月25日

24日、メキシコシティの北東にある、テオティワカン遺跡を視察しました。
メキシコを代表する古代遺跡、1987年にユネスコ世界遺産に指定されました。メキシコ近郊の最大の文化遺産であり、メキシコ国民にとって象徴的な場所です。

テオティワカン遺跡私

35年にわたりテオティワカン遺跡の発掘に従事し現在も研究活動を行っている杉山三郎愛知県立大学教授の案内と説明を受けました。
杉山教授は、紀元前100年頃から紀元7世紀頃まで文化が栄え、最盛期には10万人以上がすんでいたと言われ、天文学の発展など優れた都市であったこと、農業生産も盛んであり、トウモロコシ、トマトなどの発祥の地方であったことなどを紹介。

IMG_20151024_093524

従来、同遺跡が宗教儀式のための祭壇と考えられていたが、杉山教授の発見よって、墳墓として利用されていることがわかったことなども報告されました。

その上で、まだまだ未解明な点が多く、保存のため開発の波から守る問題や、日本としての研究費用を増やす大切さを述べておられました。