東京・池袋の「伝統的工芸品展」。京指物師を激励

2021年02月24日

23日、東京・池袋の東武百貨店で開催の「伝統的工芸品展」へ。(18日からで23日に終了しました)

 

 

旧知の友人、京指物師・大谷普賢さんが、東武百貨店における伝統的工芸品展に京指物師を代表して、デモンストレーション。茶杓の実演でした。

 

今回の評判は、何といっても「京指物の『京 万寿久』」(マスクケース)でしょう。

 

 

 

 

 

右が袋です。

 

 

 

 

婦人画報にも紹介されていました。(写真の文字が見にくいので)

いわく「マスク生活をスマートかつ上品に。伝統工芸士が作る『京 万寿久」

マスク着用が定着し、マスクケースもさまざまなものが作られるなか、京指物師の大谷普賢さんが杉板を使ったマスクケース「京 万寿久(ますく)」を創作。

京指物の技を使ってコロナ禍の時代に役立つものが作れないかと、マスクケースづくりを始めたとのこと。素材は杉材。厚さ8ミリの杉板をかんなで3ミリの薄さに削り、角に丸みを付けて、マスクをはさめるように2枚を革ひもでつないでいます。内も外も繊細な柾目(まさめ)が美しく、外側は木目の凹凸を際立たせるように、専門の道具(萱の根を干して束ねたもの)でこする「浮造(うづく)り加工」が施され、自然の木ならではの手触りのよさがあります。

食事中にテーブルにおいてマスクをのせたり、マスクをはさんでバッグにしまったり、スマートな所作で扱えるのもうれしいところ。
「幾久しく寿(ことほ)ぎ満ちるという願いを込めて、万寿久という字を当てました。コロナ収束後は金封入れなどに活用していただけたら」と大谷さん。

 

 

 

マスクを入れるとこうなります(写真下)。

 

 

大谷普賢さんは、伝統工芸士・京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)です。

 

 

下は、実際に使っている写真です。