森会長の辞任について//野党国対委員長会談・共同会見//定例会見

2021年02月12日

11日、森喜朗オリパラ組織委会長の辞任の意向が報じられました。

メディアの取材に、私は、「辞任は当然で、遅すぎるくらいだ。しかし先般の会見も自らの発言につて何ら反省していないことは明らかだ。きちんとした撤回・謝罪を求める。
同時に政府の責任は重大だ。野党国会対策委員長会談で一致して求めたが、特に菅総理の責任が重い。まるで他人事にしてきて、国民の世論と世界の批判に応えて森氏に辞任を求めるなどのイニシアチブをとらなかったことは汚点だ。今後これを契機に日本社会のありようをただし、ジェンダー平等を前に進めていくために力を尽くしたい」と答えました。

 

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報告です。10日、国会内で定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

衛星放送の許認可に関する菅義偉総理長男の総務省幹部接待問題と森喜朗オリパラ組織委会長の女性蔑視発言問題への対応を協議しました。

 

 

総務省幹部接待問題については、「会食を始めた時期」、「会食の経緯」、「回数」、「費用負担」などを速やかに調査し報告することを求めることで一致。

森氏の発言が国際的な問題に発展する中で、菅総理のリーダーシップが問われる段階にあるとの認識を確認し、菅総理がリーダーシップを発揮するかどうかを注視していくとともに辞任を促すよう求めることで一致しました。

 

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。

総務省幹部接待問題については、「「会食を始めた時期」、「会食の経緯」、「回数」、「費用負担」などを調査報告を12日の昼までに予算委員会理事会で行うよう求める」と報告。

 

 

森氏の女性蔑視発言問題については「森氏の辞任は当然で、菅総理がどこでリーダーシップを発揮するのかという段階にきている」と指摘し、「世界から日本に向けられた目は厳しい。総理に危機感があらわれていないことが危機であり、大問題だ」と述べました。

 

 

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定例会見会見では、野国連で一致、確認したことを報告。

 

 

記者から「森オリパラ組織委会長の女性蔑視発言について」「予算委員会で質問したイージスシステム搭載艦のレーダーについて」「人権問題について」の質問がありました。

 

 

森氏の女性蔑視発言については、「オリンピック憲章に反するもので、アスリートの方々も声を挙げており、世界の流れにも逆行するもの」と批判したうえで、「いま問われているのは日本政府としてのイニシアチブを取り、菅総理が国民の声にどう応えるかだ」と指摘。

さらに、「自民党の幹事長の発言は不適切であり、アスリートのみなさん、ボランティアで参加しようとしているみなさんの思いを、すべて蔑ろにする発言だ」と批判し、「国益に反しているとか背いているとか言っているのだから、菅総理が森会長に辞めるべきだと言うのが筋で、辞めさせるためのイニシアチブを取るべきだ」、「いまだに決断ができない、ここに問題あり」と強調しました。