野党国対委員長会談。菅総理の「政府・自民党幹部の緊急事態宣言下の会食問題」の説明責任果たせ

2021年02月2日

 

1日、国会内で緊急に野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

緊急事態宣言の延長問題。緊急事態宣言下の外出自粛要請中の深夜に、自民党と公明党の与党幹部の東京・銀座のクラブでの会食問題での新たな事実発覚をめぐり、対応を協議。

 

 

自民党の松本純・前国対委員長代理とともに、田野瀬太道・文科副大臣と大塚高司・衆院議院運営委員会理事が会食していたことが判明しました。

「政府と党、議会の要職にある人物が会食をしていたことは重大。この事態をどう考えるのか、菅総理の説明と謝罪が必要だ」との認識を確認。そのうえで、緊急事態宣言の延長に関する国会報告で、菅総理の出席を求めることで一致。さらに「1週間もウソをつき続けてきたことも重大」と批判・確認。菅総理が国民に説明し、謝罪するよう要求することを確認しました。

私は、「もともと緊急事態宣言発出に関しては、法に総理大臣が説明と記されており、総理が出席すべきことだ。宣言の延長問題と、今回の”銀座二人”の件に対して、政府・与党としてどのような調査を行ったのか、責任者である総理が説明をするのは当然だ。また”自民党の銀座の3人”は、『党に迷惑をかけた』と自民党を離党するとのことだが、国民に最も迷惑をかけた反省がない。議員としての資格がない」と主張しました。

 

 

野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が、野国連での確認・一致したことを報告。

そして「緊急事態宣言を延長して、国民のみなさんには、さらに自粛を強いるとなれば、自分たちだけが飲食しているということは許されない」と批判。「隠していたことの事実関係を菅総理から直接説明していただき、質疑をしたい」と述べ、「応じられないということになれば、本予算審議の予定の交渉も一切しない。野党衆参結束して、自民党の森山裕国対委員長との会談、交渉に臨みたい」と述べました。

 

 

断続的に開催した野党国対委員長会談で、安住氏は次のように報告しました。

森山国対委員長との会談で、安住氏は「ウソをついて飲食を隠していたことは許されない。事実を把握していなかった菅総理の責任は重い」と指摘し、「事実関係を明らかにするべきだ。野党全体の考えだ」と主張。

森山氏が、野党の要求を受け入れ、2日の議院運営委員会は、緊急事態宣言問題の報告と質疑が議題ではあるが、菅総理出席のもとで開かれることになりました。委員会の冒頭に、菅総理から田野瀬・文科副大臣らの銀座のクラブでの飲食問題について説明することになりました。