野党国対委員長会談//共同ぶら下がり会見//定例会見

2020年12月3日

2日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

臨時国会の会期末が5日に迫る中で、今後の対応を協議。新型コロナウイルス感染症拡大に国会として対処するため、会期延長を求めていくことで一致。3日に野党書記局長・幹事長会談を開き、具体化の協議することを確認しました。

 

 

さらに、「桜を見る会」前夜祭をめぐって1年半にわたって国民と国会を欺いてきた安倍晋三前総理のウソの真相解明のため、安倍氏の国会招致を求める方針を確認しました。

 

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野国連の共同会見で、立憲民主党の安住淳国対委員長は、会期延長の期間について、「3日の野党書記局長・幹事長会談を開いて正式に決める」としたうえで、「年末ぎりぎりまで、御用納めくらいまで」と述べました。

安住氏は、会期延長を求める理由として「新型コロナが明らかな感染拡大の局面に入っていて、地域によっては医療崩壊の危機に瀕している。こういうときに国会を閉じていいのか。職責が果たせない。国民の理解が得らない」と述べました。

 

 

吉川貴盛・元農林水産相が現金提供を受けた疑惑が出ていることについては「野党として追及チームを立ち上げて、解明に向けて動き出そうと思っている」と述べ、菅首相と小池百合子東京都知事との会談の内容について「中途半端な対策では、抜本的な解決にはならない。あまりにも対応が未熟である」と言及しました。

 

 

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定例記者会見で、私は野国連の報告。
衆院の憲法審査会で審議中の国民投票法改正案について「採決は見送る」と自民・立憲の幹事長会談で合意したことに対して、国対委員長会談でも主張したが、国民投票法の与党案がようやく審議が始まったばかりで、野党の法案の並行審議を提起している状況。採決は許されない。「一方的な採決の動きに対して、止めたことは評価したい」と語り、結論を得るという問題について「採決を前提としたものではないこと、当然それは廃案という結論もあり得るということだ」と主張したことを述べました。

 

 

記者からは、「菅首相と小池百合子東京都知事が会談し、GoToトラベルの東京発着分についての方針について」「日本学術会議のありかたをめぐる自民党のPTの提言について」「吉川貴盛・元農林水産相の現金提供問題について」「菅総理の国会への対応、野党としての不信任決議案提出について」などが出され、それらの質問に答えました。