野国連//共同ぶら下がり会見//定例会見

2020年10月29日

28日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。代表質問が始まり、国会が本格化することに向けて協議。

菅首相の所信表明演説について、「熱意がなく、ビジョンなき政権だ」との意見が続出し、積極的に論戦に挑んでいくことを確認。

また、菅首相がNHKの番組で学術会議会員候補の任命拒否の理由に年齢や大学の偏りなどをあげたことについて「どう偏って、なぜ、ダメなのか」根拠を示していないとして、一連の判断に深く関与した杉田和博官房副長官の予算委員会への招致要求をあらためて確認。

 

 

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野国連後の共同ぶら下がり会見で、立憲民主党の安住淳国対委員長は、菅首相の所信表明演説について「学術会議の問題、汚染水の問題など、いま国民のみなさんが関心を持っていて、喫緊の課題であることには、まったくふれていない」と批判。そして「代表質問等で質していくと同時に、ビジョンなき菅内閣だから、逆に積極的にあるべき社会像を示しながら論戦に挑んでいきたい」と表明しました。(吉川元・社民国対委員長は、税調の会議で退席)

 

 

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定例記者会見を行い、菅首相がNHKのニュース番組(ニュースウォッチ9)で、日本学術会議の会員任命拒否にかかわって発言した内容を批判しました。

そして、元日本学術会議会長の大西隆氏から野党国対に寄せられた「菅総理の発言に関連して」という資料(下段に写真で掲載)を紹介し、「首相が言っていることが、いかにでたらめなものであるがわかる」と述べました。

 

 

記者団から、学術会議の任命問題と論戦の臨み方についての質問があり、私は「1933年の京大・滝川事件ならびに35年の美濃部博士・天皇機関説への弾圧に匹敵するもので、時代性、分水嶺という共通認識を持っている」と述べ、「学術会議がもっている性格、戦前の戦争協力というものに反省する立場からつくられたということを踏まえて論戦していきたい」と表明しました。
ほかに、「メディアが菅首相の所信表明演説について散々な評価をしていることに対する見解・感想」、「今国会でどのような論戦に臨むのか」「西村大臣が呼びかけた年始休暇の分散について」があり、答えました。

 

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大西隆元会長から寄せられた資料