「夏越の大祓い」の北野天満宮前で定例宣伝

2020年06月26日

 

私は、京都にいるときは、毎月25日の北野天満宮(北野の天神さん)前で定例の街頭宣伝を行っています。今日は、コロナウイルス対応の関係であいにく露店は出ておらず人出は少なかったのですが、立ち止まって演説を聞いていただく方、車から声援いただいた方が多く、「安倍首相は『悪夢の3年間』と民主党政権を批判するが、私に言わせたら、いまが『悪夢の8年間だ』。腹が立ってしょうがない。共産党にはぜひ頑張ってほしい」など激励をいただきました。

 

 

私はまず、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された、前法相・衆院議員の河井克行容疑者、妻で参院議員の案里容疑者の問題について、「私たち野党は共同して国会を延長してコロナ対策を行えるようすべきと要求したが、安倍政権はこれに応じなかった。それはなぜか。河井夫妻は、金で票を買う、民主主義の根幹にかかわる大問題を起こしたが、この追及をかわすため。事実国会を閉じた直後の逮捕劇だった」と指摘。

「買収に使われたお金の大半1億2000万円は政党助成金であり、河井克之氏が安倍首相と会った12回、そのたびごとにお金が振り込まれていた。安倍首相との蜜月関係は明白であり、首相の任命責任は免れない。安倍さんはいつも『責任は私にある』というが、あるかないかではなく、責任をきちんと『とる』のが当たり前」と厳しく批判しました。

 

 

その上で、通常国会の報告を行いました。

まず強調したのは、「今国会、政治を動かしたのは、市民と野党の共闘の力、市民の声」ということです。一世帯30万円の限定的な支給を、いろいろと条件をつけてやろうとした政府の対策を変えさせて、すべての国民に一律10万円の給付金を実現させたこと、中小零細企業の家賃補助、不十分ではあるが学生への緊急支援金を実現させたことを示し、「市民と野党の共闘にこそ、新しい政治を切り開く力がある」と力説しました。

 

 

さらに、この国会の施政方針演説で、安倍首相が憲法改悪の宣言を行ったことに対し、「国民世論と私たちのたたかいは、安倍首相の企みをきっぱりと退けた。たった1回、憲法審議会を開催させただけで退けた。3年間、5回の国会連続で憲法改悪の策動、これを許さないたたかいを私たちは野党共同でやっている」と強調しました。

 

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宣伝のあと、天満宮を訪ね、「夏越の大祓い」の茅の輪(写真)をくぐり、お祓い用の「茅の輪守」を買い求めました。