国会召集日、野党は「カジノ廃止法案」提出
2020年01月21日
20日、「カジノ廃止法案」(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律及び特定複合施設区域整備法を廃止する法律案)を衆議院に提出しました。
国会召集日に、野党が法案を提出するのは、憲政史上初のことです。
提出した法案は以下のものです。
提出後、共同ぶら下がり会見を行いました。立憲民主党の安住淳国対委員長は、「カジノの実施導入を断念させる第一歩だ。廃止法案成立に向けて全力で戦う。経済活性化や地域活性化をギャンブルに頼るのはピント外れであり、日本の社会が守ってきた規律正しい、品格のある社会を壊しかねない危機だ」と述べました。
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メディアに、本会議終了後、安倍総理の施政方針演説について問われました。
私は「『桜を見る会』『カジノ』について一言も触れない異常なものだ」と批判。
そして「カジノを経済生長戦略に位置づけたのは、安倍政権だ。担当副大臣が汚職疑惑で逮捕されても何の関心も持たないのは国民の不祥事に対する怒りを無視するものだ。カジノ法案議論の際、『海外のカジノ事業者が民間事業者に選定されることをめざした働きかけに対し、収賄等の不正行為を防止』と附帯決議を行っている。この懸念が現実に起こった。国会の指摘に応え反省の立場を明らかにして、カジノをやめることが、政府の責任だ」と述べました。