野党国対委員長会談、中東問題・カジノ廃止・桜を見る会の三本柱で結束して闘うことを確認

2020年01月9日

 

8日、国会内で野党国対委員長会談を開催。20日の召集が予定されている通常国会の対応について協議しました。

「中東問題」「カジノ汚職」「桜を見る会」の3本柱を中心課題として、野党の英知と力を結集して安倍政権を追及していくことを一致・確認しました。

 

IMG_3996 20200108 野党国対委員長会談

 

通常国会冒頭に、「カジノ実施法廃止法案」を野党共同で提出することを決め、政府に中東への自衛隊派兵の閣議決定を撤回するよう求めていく、「桜を見る会」について、昨年末から総理は国会では一度も答弁していない。自らの政治資金規正法等違反の疑惑についても時間をかけて質していくことも確認しました。

 

IMG_3998 20200108 野党国対委員長会談

 

中東派兵問題で、私は、「米・トランプ政権による国連憲章と国際法違反の無法は断じて許しがたい」と述べ、「すべての関係国に自制を求めるとともに、安倍政権の無謀な自衛隊派兵の撤回を」と強く主張しました。
会談では、各委員長からは「自衛隊関係者からも、『このような緊迫の度を増している状況のもとで”調査”などの名目で派遣されるのはおかしい』との声が寄せられている。自衛隊員の命を守る上でも閣議決定の撤回が必要だ」との意見も出されました。

 

IMG_4003 20200108 野党国対委員長会談後の会見

 

国対委員長会談後の共同ぶら下がり会見で、立憲民主党の安住淳国対委員長は、中東をめぐる状況は1月に入ってから一変したとの認識で一致した。「緊張がいっそう深まることで自衛隊を派遣するべきではない」と表明し、「平和憲法のもとで、日本外交が過度にどちらかに偏ったスタンスを取らず、中東の各国と非常に良好な関係を築いてきた。海上自衛隊の派遣は、このスタンスから逸脱する行為であり、安倍首相の判断は間違っている」と強調。「野党としての意思を政府・与党に伝えたい」と述べました。

野党として「中東合同調査会」を立ち上げること、9日に合同ヒアリングを行い、防衛省から現段階での準備状況などを聴取することを報告しました。

カジノ汚職では、秋元司衆院議員(自民党を離党)が逮捕、他の自民党議員にも金銭授受の疑い、日本維新の会の議員は授受を認め、疑獄の様相を呈している、「野党は『日本にカジノはいらない』と言ってきたが、国会の内外でカジノを止めさせる国民運動を展開すること、さらに、総選挙ではカジノの是か非かを争点にしていくことについても表明しました。