与野党国対会談。野党はこぞって消費税増税前の予算委開催を主張

2019年09月27日

26日、国会内で臨時国会にむけて、与野党国対委員長会談を開催。

 

IMG_2848 20190926 与野党国対

 

自民党・森山裕国対委員長は、臨時国会を10月4日に召集すること、スムーズな国会運営に心がけたいなどと述べ、野党の協力を求めました。

今回の国対委員長会談の特徴は、野党側が揃って、10月1日からの消費税10%増税の前に予算委員会の集中審議を行うよう迫ったことです。同時に予算委員会の開催を、通常国会の後半100日以上長期に渡って、政府与党が拒否していることに遺憾を表明し抗議したことです。

さらに、内閣改造後初の国会であることを踏まえ、改造内閣の所信をただすことと合わせて、安倍首相とトランプ大統領との日米貿易交渉と両国首脳による「共同声明」について集中審議を行うよう求めました。

 

DSC_0678 20190926 与野党国対

 

これに対して、森山氏は、前国会から継続審議になっている与党提出の国民投票法改定案を審議するよう要求。

私は、「憲法審査会の任務は、改憲原案を発議し、審査すること」と指摘し、「国民世論が改憲を求めていない以上、憲法審査会は動かすべきではない」と述べました。与党側が「丁寧な国会運営」と述べたことに、「安倍首相はいつも『丁寧に説明』と述べるがやったためしがない。『丁寧に』との言葉を聞くたびに、偽りとしか思えない。議会制民主主義は、少数の意見を国民の声の反映として尊重し、十分な審議を保障することだ」と強調しました。

なお、国対委員長会談には、与党から森山氏(自民党)、高木陽介氏(公明党)が出席。野党からは、安住淳氏(立憲民主党)、原口一博氏(国民民主党)、吉川元氏(社民党幹事長)と日本共産党から私が出席。
なお維新は、遠藤敬国対委員長が出席しました。