8日夜、志位和夫委員長が「党創立97周年記念講演」

2019年08月10日

コスタリカで、日本共産党創立 97周年記念講演会の報告を聞きました。

8日夜、東京・中野ZEROホールで開催された「日本共産党 党創立97周年記念講演会」で、志位和夫委員長は「共闘の4年間と野党連合政権への道」と題して、講演を行いました。

志位氏は、「市民と野党の共闘の力で政治を変える」という新しい道に踏み出してからの4年を振り返り、共闘の成果や今後の課題、展望を語りました。そして、「市民と野党が一緒になって、安倍政権に代わる野党の政権構想―野党連合政権を正面からの主題にすえた話し合いを開始しよう」と呼びかけました。

 

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75年

 

会場は満席となり、訴えの節々で大きな拍手と歓声が沸き起こり、感動に包まれました。

 

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京都府委員会の新事務所でも党員や支持者の皆さんが熱心に視聴しました(以下は、秘書の永戸辰夫さんからの報告です)。

冒頭、先の参議院選挙で当選した7名の参議院議員が挨拶。倉林明子参議院議員の挨拶に、京都の視聴会場では大きな拍手が起こりました。

倉林さんは、「市民と野党の共闘には、京都でもまだまだ〝伸びしろ〟があります。来年の京都市長選挙、総選挙に向け全力をつくす」と決意を述べました。

 

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また、井上さとし参議院議員は、広島の原水禁世界大会での小学生の発言を引き、「この言葉が一番分かっていないのが安倍首相だ」と批判。参議院国対委員長としての決意を述べました。

 

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以下は、志位和夫委員長の講演レジメです。

 

「共闘の4年間と野党連合政権への道」   日本共産党幹部会員長 志位和夫

 

参議院選挙の結果――2つの大目標にてらして

・改憲勢力3分の2割れ、自民党単独過半数割れ――この民意を真摯に受け止めよ

・市民と野党の共闘の成長・発展――激しい野党攻撃を跳ね返して

・日本共産党の結果――選挙区選挙での成果、比例選挙では後退から押し返した

・成果を確信に、悔しさをバネに、強く大きな党をつくり、総選挙で必ず躍進を

共闘の4年間――どういう成果と到達を築いたか

・共闘の力で3回の国政選挙――この積み重ねは国会の空気を大きく変えた

・15年9月「国民連合政府」の呼びかけ――「共闘の2つの源流」に背中を押されて

・16年7月参議院選挙――この選挙でのわが党の対応の歴史的意義について

・17年10月総選挙――逆流から共闘を守った意義ははかりしれない

・19年7月参議院選挙――積み重ねのなかで共闘は豊かに成長・発展した

【1人区の共闘――相互に支援しあう共闘への大きな前進】

【複数定数区――市民との共闘でつくりだした前進と勝利】

【共通政策――野党間の政策的な一致点が大きく広がった】

【共闘の根本姿勢――「多様性の中の統一」「互いに学びあう」ということについて】

【れいわ新選組――共闘の発展のなかで新政党が誕生したことを歓迎する】

 

野党連合政権にむけた話し合いの開始をよびかける

・今後の大きな課題――政権問題での前向きの合意

・史上2番目の低投票率――政治を変えるという「本気度」がつたわってこそ

・安倍首相による民主党政権をもちだした野党共闘攻撃への断固たる回答を

・野党連合政権にむけた話し合いを開始しよう

 

日本共産党の躍進こそ、野党連合政権への最大の力――新しい探求の道をともに

・共闘の力を強め、日本を救うためにも、日本共産党を強く大きく

・党史でもかつてない新しい探求の道、世界でもユニークな探求の道をともに進もう