24日、外務委質疑。国民の血税6億円使い、耐用年数20年の普天間基地改修。固定化だ!/動画も見られます

2019年04月30日

遅くなりましたが、報告です。

24日に開かれた外務委員会で、沖縄県の米軍普天間基地の問題について質問しました。

私は、普天間基地所属の米軍機が、墜落事故や部品落下など過去5年間に起こした事故は29件あり、普天間基地の危険性が増している実態を明らかにしました。

さらに、政府が「普天間飛行場の固定化は避けなければならない」と言いながら、実際には辺野古新基地が「完全に運用可能となるまで」、普天間基地を継続使用するための改修工事を推し進めており、改修工事によって耐用年数が20年以上になること、普天間基地を固定化する予定であることを暴露しました。

 

こくたさん1

 

河野太郎外務大臣に対し、沖縄県民の命にかかわりかねない事故を起こしている異常な事態を質しました。大臣は、「政府として、地元のみなさまのご理解を得る努力を続けながら普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現するために全力で取り組む」と述べるのみでした。

 

河野大臣

 

私は、普天間飛行場の大規模施設改修は、20年の耐用年数を定めた米国の「財務管理規則」に従って行われているのではないかと、米側の資料を示しながら、追及。

 

こくたさん2

 

原田憲治防衛副大臣は、「米側の基準に従って日本国の法律も加味して計画されている」と認めつつも、「耐用年数が年数がどれくらい延びるか答えるのは困難」との答弁を繰り返すだけでした。

これまでに完了した3施設の改修には、「思いやり予算」で、約6億5千万円もの国民の血税が使われているのです。

 

原田副大臣

 

日米安全保障協議委員会(日米2+2)の共同発表は、辺野古の新基地建設が「普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策」と強弁しています。

「共同発表」の2日後に、投開票された衆院沖縄3区補欠選挙では、辺野古新基地建設問題が最大の争点となり、オール沖縄のヤラともひろ候補が圧勝した。与党候補は、初めて「辺野古推進」を公然と掲げて敗北した。県民の民意は揺るがないと強調。

 

こくたさん3

 

一方で辺野古新基地建設を強行し、一方で、普天間基地の20年もの長期使用を予定している。普天間基地の固定化そのものだ」と厳しく批判し、「辺野古新基地建設を直ちに中止し、普天間基地を固定化する改修事業も直ちに中止すべきだ」と要求。さらに、普天間基地の早期閉鎖・無条件撤去を強く求めて、質問を閉じました。

 

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以下のアドレスをクリックすると、衆院ライブラリーから質疑の動画が見ることができます。ぜひ、ご覧ください。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48962&media_type=