冬の風物詩「京料理展示大会」を鑑賞、激励(その①)
2018年12月14日
京の冬の風物詩。毎年12月13日・14日に「京料理展示大会」が今年も「みやこめっせ」で両日10時から16時まで開催されます。有料です。なぜ毎年12月13・14日なのか、それは、13日が事始めの日だからです。
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私は、日韓、韓日議連合同総会出席のため、東京に帰る合間を縫って、13日朝の開会と同時に観賞と激励にうかがいました。
写真は、京都府ふぐ組合の理事のみなさんです。ふぐ組合では、近年の地球温暖化に伴いふぐの生息域が北上し、日本海のゴマフグが太平洋のショウサイフグと交雑するため、ふぐ毒の解明が進んでいない「交雑種」をチェックする免許制度の標準化、鑑別の試験強化などを求めておられるようです。
今年の京料理展示大会のチラシもアップしておきます。
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下の写真は、私も愛用している市原平衛門商店のお箸です。
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京都では、12月13日は「事始め」といい、この日から煤払いや餅つきなど本格的にお正月を迎える準備を始めます。
花街では、芸妓・舞妓さんたちが「おことうさん(お事多さん)どすー」(「お忙しいですね」)と言いながら、お世話になっているお茶屋さんやお稽古ごとの師匠さんのところ、普段、お世話になっているお店などに挨拶に行く風習と聞きました。13日は祇園界隈ではその様子を見かけることができます。
京料理展示大会は、京料理展示、京料理教室、細工寿司展示、特設食堂などがあり、見ることも食すこともできます。さらに食材、包丁やお箸などの道具類も老舗が出店しています。第1回の開催は明治19年で、京料理の有名老舗が一堂に集う展示大会です。まずは見事と言うしかありません。ぜひ、一度足を運んでみてください。