野党国対会談、高市議運委員長の一方的「審議見直し」ペーパーは、職責の理解の欠如と批判。高市氏撤回を表明。

2018年10月30日

 

29日、国会内で野党国対委員長会談を開催。

 

IMG_0383

 

今国会で就任した高市早苗衆議院運営委員長が、政府提出法案の審議を優先し、一般質疑を削減する審議の方法の見直しを列挙した文書(「議院運営委員長として実現を目指す事柄」)を国会「改革」として公表したことが大問題となりました。

野党国対委員長会談では、「高市氏は議運委員長の立場をわきまえないものだ」「立法府の行政監視機能という役割を理解していない」「国会を政府の下請け機関にするものだ」との意見が出され、このようなペーパーを委員長名で一方的に発表するなど言語道断として批判し、謝罪と撤回を求めることを確認しました。

議院運営委員会理事会で、野党が一致して主張する中で、高市氏は「ご迷惑をおかけした」と謝罪し、文書を撤回しました。