国交委、「免震ゴム偽装」問題。利益優先の企業体質、国交省の責任を追及。大臣認定制度の改善を提案。

2015年04月15日

国交委150415質問
15日、国土交通委員会で質問。テーマは「東洋ゴムの免震ゴム偽装問題」を取り上げました。
私は、「東洋ゴムが2007年に耐火パネル偽装事件を起こし、社として再発防止策を国交省に報告していた」「その同じ時期に、免震ゴムの不正を行っていた」ことの重大性を指摘しました。

この時の防止策には「技術が未成熟のまま製造」「市場参入のために不正を行った」と原因を記述。利益のためには不正を行う利益優先の企業体質を認めていることを明らかにしました。DSCF6532

もう一つの点は、国交省が東洋ゴム・免震ゴムの不正をなぜ見抜けなったのかという問題です。再発防止策を提出しているのに、それに基づく対策がまともにやられているのかを、国交省としてフォローアップがなかったこと、安全よりも効率優先する規制緩和路線が背景にあったことを指摘しました。

あわせて、企業の自主検査した元データをチェックもせずに認定する企業任せをやめて、国交省または第三者機関による検査を行うようにするなど、大臣認定制度の見直しは急務だと提案しました。

太田昭宏国交大臣は、「人命にかかわる認定制度について、チェック体制強化など、変えていかなければいかない」と大臣認定制度を見直す考えを示しました。