8日、秋田市の「国会報告会」でイージス・アショアの配備問題を語る
2018年07月11日
報告です。8日、午後2時から秋田市役所の多目的ホールにて開催された「イージス・アショア配備問題 国会論戦の最前線を語る」で外務委員会での質疑で明らかになったこと、この間、新たに判明した事実、前日の新屋演習場の視察・調査したことなどを語りました。
非常にタイムリーな企画になりました。4日には、NHKの「クローズアップ現代」で「イージス・アショア問題」特集が放映されました。
何と250人を超える参加者で、椅子を補充しなければならないほどの盛況で、質問や意見が次々と出る熱気あふれる報告会となりました。あらためてご参加のみなさんと企画を準備された日本共産党秋田県員会のスタッフの皆さんにお礼申し上げます。
主に語った内容は次の通りです。
1、イージス・アショア(陸上イージス)問題を考える出発点は何か
①住民の疑問・不安の思いが原点。今後とも共通の思いで臨んでいきたい。
②イージス・アショアとは何か。配備の必要性とは。
2、イージス・アショアの問題点(国会での追及で明らかになったこと)、新たな事実も踏まえて
①レーダー照射は人体・命に影響を与えないのか、疑問にきちんと答えるべきである。
②防衛省の「統合機動防衛力構築委員会」資料は、何を物語るか。
③「イージス・アショア」の運用コストは全体でいくらなのか?壮大なムダ遣いでは?
④「陸上イージス」購入は、トランプ政権の対日要求である。
3、運動を発展させるために
①歴史と伝統を生かして、草の根から取り組もう。
②「初めに新屋ありき」という政府の横暴な姿勢・秘密主義と住民との矛盾を広く掴んで。
③防衛省。自衛隊の隠ぺい体質、戦争する国づくりを許さず、改憲反対の運動と結んで。
④何より、今現在の運動が大切。ポーランドの教訓から。
4、米朝会談による北東アジア情勢の根本的転換を見据えて
①「攻撃の対象になる」恐れからの脱却。「北の脅威」論は通用しない。
②対話による平和的の動きが成功をおさめれば、世界史の一大転換点となる。
③新たな情勢の下で、国の安全保障政策の国民的議論をまき起こそう。