故池本周三氏(京都全魚類卸協同組合理事長)の合同葬に参列

2018年06月3日

 

2日、京都市内で開催された故池本周三氏の合同葬に参列し、故人を偲びました(葬儀委員長は内田昌一京都市場協会名誉会長)。

 

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私は、池本さんには生前から何かと声をかけていただき、池本さんが晩年上梓された著書「魚仲卸を天職にした男」をいただき、じっくりと拝読したものです。 実は、この本をもとに、5月24日、衆院農林水産委員会で、わが党の田村貴昭議員が卸売市場法の改正問題をただした直後、私は池本さんの訃報に接し、「もう少し意見をたたかわせたかった」との思いから声を失いました。

田村議員の質問の内容は、5月29日付の「日刊食料新聞」が、質疑の様子を「衆院農水委に響いた〝遺言〟」と書きました

 

 

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もともと卸売市場法は、その第1条に目的を「取引の適正化とその生産及び流通の円滑化」、それを通して「国民の生活の安定に資する」と定めており、その趣旨は、透明で公正な取引と価格形成にあります。

これは富山で始まった米騒動など、問屋が情報と技術の独占を背景に一方的に価格を決めていた状態を改善することから端を発したものです。

 

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今は、池本さんのご冥福を祈りつつ、「消費者も、生産者も守る」と頑張ってこられた池本さんの遺志を大切にし、安易な規制緩和を許さないたたかいをすすめるべく決意を新たにしたところです。