「第63回京都解放運動戦士の碑 合祀追悼祭」で、追悼のあいさつ//「第9回下・南労働者まつり」に参加

2018年05月20日

 

報告です。13日、第63回京都解放運動戦士の碑 合祀追悼祭が知恩院阿弥陀堂にて執り行われ、参加しました。

 

解放運動2

 

日本共産党を代表して、私が「追悼の言葉」を(下記に全文)を掲載述べました。

 

解放運動

 

「解放運動戦士の碑」は、ご承知の通り、日本の平和、民主主義、民主運動、革新の運動に携わり尽力され、逝去された京都にゆかりのある有名・無名の解放運動戦士の方々を合祀し、その偉業を継承するため、1858年3月15日に知恩院の境内に建立されました。

今年は68人が合祀され、碑に顕彰される先達は2996人になりました。

遺族代表あいさつは、私の友人でもある福住節子さんのご子息・山添拓参院議員が行いました。当日知ってお互いに驚き、故人の遺志を継ぎましょうと固い握手を交わしました。

私は、この合祀追悼祭だけでなく、年末には必ず知恩院に解放戦士の碑を訪れ、一年の活動を振り返り、新年に向けての決意を固めています。

 

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同じく、13日、中小企業会館で「第9回 下・南労働者まつり」が、「みんなで考えてみよう ふつうの暮らしって何だろう?」をスローガンにして開催されました。

記念講演は、清水ただし前衆議院議​員が「人間らしい働き方改革について 大いに語る!」と題して行い、 私も参加し、挨拶をしました。

 

労働者祭り

 

私は、改ざん、ねつ造、隠ぺい等々、安倍内閣の「国民をあざむき続ける政治が一年以上も続いていることはあまりにも異常。週明けにも加計学園問題などをめぐって国会で集中審議を行うが、国会内外のたたかいで安倍内閣を退陣に追い込みたい」と決意を報告。

 

労働者祭り2

 

また、この間の野党共闘について、「詳しくは『前衛』6月号の私の巻頭論文をお読みいただきたい。あまり詳しくいうと売れませんから…」と前置きしつつ、毎週水曜日、あるいは、適宜、開催している「野党国対委員長連絡会(やこくれん)」を軸に、いかに野党6党が結束して安倍内閣を追い詰めているのか、リアルにお話ししました。

 

労働同社祭り3

 

また、先日(13日)、この「活動日誌」でアップした外務委員会での質疑(ぜひご覧ください!)についても紹介。

9条改悪のたたかいについて、「自衛隊の海外での戦闘行為の拡大について、安保関連法が成立したわずか9日後に、自衛隊の幹部クラスの会議でこうした意思統一がされている」「この危険な本質をふまえ、『自衛隊を憲法に書きこむだけ』という改憲論の欺瞞を明らかにし、本質をついてたたかおう」「労働者こその先頭に立とう!」と呼びかけました。

 

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ーー記ーー  追悼の言葉

第63回 京都解放運動戦士の碑 合祀追悼祭

 

志半ばにして亡くなれた皆さん、ご遺族の皆さん。第63回京都解放運動戦士の碑・合祀追悼祭にあたり、日本共産党を代表し、謹んで哀悼の言葉を捧げます。

今年新たに合祀される68人を含む2996人の皆さんは、それぞれの地域、労働組合、諸団体で、平和と自由、民主主義を求め、暮らしと権利の向上をめざして力を尽くしてこられました。皆さんの生前の活動には、喜びと共に多くの苦労があったことでしょう。しかし、献身的な皆さんの活動によって、歴史は一歩一歩と前進しています。

ご遺族の皆さんは、故人と共に社会進歩をめざして力を合わせ、苦楽をともにしてこられたことと存じます。故人との永遠のお別れした皆さんの心中をお察し申し上げますとともに、ご遺族の皆さまがお身体を大切にされ、どうか故人と歩まれた道を今後とも歩んで行かれることを希望するものです。

国政に目を向けますと、「改ざん、隠ぺい、ねつ造、教育介入・圧力、セクハラ、さらにシビリアンコントロールの崩壊」―― 安倍政権によって民主主義の土台を壊す異常な事態がつくられています。この民主主義破壊の暴挙に対して国民的な怒りが渦巻いています。また、安倍政権は、日本が「戦争をしない」と世界に誓った憲法九条の改悪を狙っています。国民は、「安倍改憲許さない」と憲法改悪反対三千万人署名で立ちあがっています。

私たちは、国民の世論と運動を背景に、野党が結束して追及し、追い詰め、国政を動かす一連の成果をあげてきました。さらに市民と野党の共闘をいっそう発展させ安倍政権を打倒し、ウソのない政治、民主主義を取り戻し、新しい政治をつくろうではありませんか。

昨年の総選挙で、日本共産党は残念ながら議席を後退させましたが、「逆流」に抗してき然と立ち向かい、野党共闘の立場に立つ立憲野党全体の議席を前進させました。

今春の京都府知事選挙では、相手陣営の心胆を寒からしめる大善戦・大健闘をすることができました。市民と野党の共闘の前途には紆余曲折はあるでしょうが、国民の怒りと運動がある限り前に進むと確信しています。

いま朝鮮半島では平和の大激動が起こっています。南北首脳会談で合意された板門店宣言に完全な非核化と年内の朝鮮戦争の終結が明記されました。憲法を生かして「平和の北東アジア」をつくる平和外交こそ求められています。「朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制構築」を実現しようではありませんか。

政治をめぐる状況を見たとき、今ほど働きがい、やりがいを実感するときはありません。

私どもが筋を通し、そして寛容な心で統一戦線の前進に力を注げるのは、ひとえに、亡くなられた諸先輩、皆様方の運動の積み重ね、大きな支えがあったればこそであります。

いま、亡くなられた皆さんの生の声を再び聞くことはできません。しかし、皆さんがすすめてこれらた社会進歩と政治革新への足跡は、いつまでも私たちの心の中、歴史の中に生き続けていくことでしょう。

合祀される皆さんの遺志を受け継ぎ、社会進歩・政治革新の闘いを前進させる決意を、重ねて表明して、追悼の言葉とします。いまはどうか安らかにお眠り下さい。
2018年5月13日

日本共産党国会対策委員長・衆議院議員 こくた恵二