衆院外務委員会、岸田外相に「歴史認識」をただす
2015年03月27日
27日、衆議院外務委員会が開催。22日、日中韓国3国外相会談の共同発表で、「歴史を直視し、未来に向かう」したことに関連し、岸田外相に政府としての「歴史認識」についてただしました。
私は、「村山談話」の核心部分が東北アジア外交の基本であることを強調しました。
私は、1995年の「村山談話」にある「国策を誤り」「植民地支配と侵略」という核心部分は、東北アジア主要国との「外交の基礎」となってきたと主張。
この核心部分は、98年の日韓共同宣言(小渕首相・金大中大統領)や日中共同宣言(小渕首相・江沢民国家主席)、2002年の日朝平壌宣言(小泉首相・金正日国防委員長)に引き継がれていることを宣言の文言を示して指摘。
岸田外相は「歴代の内閣の歴史認識を全体として引き継ぐと申し上げている。ご指摘の点(「国策を誤り」「侵略」「植民地支配」)も含めて引き継いでいる」と答えました。
私は、「東北アジアの平和と安定のために必要な信頼関係は、歴史の真実に正面から向き合ってこそ得ることができる」と強調し、このことを盛り込んだ日本共産党の「北東アジア平和協力構想」を紹介しました。
最後に、安倍首相が今夏に発表予定の「戦後70年談話」が、「村山談話」の核心部分を曖昧にし、後退させるなら「百害あって一利なしだ」と主張しました。
日韓共同宣言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_98/k_sengen.html
日中共同宣言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_sengen.html
日朝平壌宣言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
村山談話
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html