定例会見、「情報監視審査会」選任について見解表明

2015年03月25日

25日、定例の記者会見を行いました。
衆院に続いて参院で「情報監視審査会」の委員が選任されたことについて、見解を表明しました。
150325

情報監視審査会とは、あらためて何なのかを述べました。「秘密保護法・秘密国会法によって、政府の秘密体制に国会を組み込むもので、政府の秘密体制にお墨付きを与える性格を持つものだ。国会の政府監視機能や国政調査権を制約し、憲法が保障した国会議員の発言の自由を奪うものだ」と強調。

その上で、議席数に応じて配分される参院情報監視審査会8委員の選任にあたって「情報監視審査会が『チェック体制』という建前で設置され、委員の割当がある以上、私たちは、その権利を放棄することなく、『審査会』に入って秘密体制の運用をただし、実際は監視機関たり得ない審査会の実態を示し、秘密保護法は廃止するしかないことを明らかにするとの立場で臨んだ」と報告。150325会見遠景
参院で、議席数が11の同数である維新の党との抽選で敗れて、委員を配置することはできなったが、憲法を乱暴に踏みにじる稀代の悪法秘密保護法の廃止を引き続き求めて行くことを明らかにしました。

***

そのほか、予算委員会において、安倍首相が自衛隊を「我が軍」と発言した問題、一票の格差について「憲法違反」との高裁判決、NHK予算についての態度等についての質問に答えました。