下鴨神社「糺の森」にある「第一蹴の地」碑

2017年08月17日

 

16日、「下鴨納涼古本まつり」が開催(最終日)されている「糺(ただす)の森」に、「国対委員長20年を祝うつどい」の報告に訪れました。

森の中ほどまでやって来ると、先日古本まつりに訪れたの際には気がつかなかった、きれいな社殿がありました。去年のまつり来たときにもなかったよな!神社の関係者にお尋ねすると、この社は、雑太社(さわたしゃ)で、今年の春頃に建立されたばかりだそうです。

 

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社殿の前にあった「説明書」などによると、雑太社の祭神は、神魂命(かんたまのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)だそうで、雑太社は元は鴨社神館(かもしゃかんたち)御所内の雑太という字地に御所の鎮祭社として祀られていたそうです。室町時代に入ると、応仁の乱の兵火にあい、文明2年(1470年)6月14日に鴨社神館御所とともに焼失し、この地に遷ってきました。その後、1877年3月21日に下鴨神社の末社と制定されたそうです。

 

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明治43年に社前の馬場で第三高等学校と慶應義塾大学生のあいだで、ラグビーの練習が行われ、それが契機となり日本ラグビー界の歴史が始まり、1969年には、その歴史を後世に伝えるため「第一蹴の地」の聖地として記念碑も建立されました。この件は、ずっと以前にもお知らせしました。

 

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ちょうど宮津市から「古本まつり」に訪れた青年から、記念撮影をと頼まれるなど、多くの方から激励を頂戴しました。ありがとうございます。