4日、宝塚後援会、神戸北区後援会の2ヵ所の「新春のつどい」で記念講演
2024年02月6日
報告です。4日、NHKの日曜討論終了後に兵庫県入り。
日本共産党宝塚後援会、神戸北区後援会の2ヵ所の「新春のつどい」で「記念講演」を行いました
写真は、宝塚後援会で主催者と一緒にそろい踏み、聴衆に応える私。左端は、ねりき恵子・前兵庫県会議員。
私は、朝の「NHK日曜討論」にふれ、 第一に能登半島地震について、「政府は、被災者住宅再建支援法について、高齢者については600万円まで引き上げると言ったが、高齢者とその他の世代を分断するのは誤りだ」と指摘したと紹介。「暮らしと安全は、政治の要」「能登半島地震災害を目の当たりにして、阪神淡路大震災の経験を思い起こそう」として、「災害対策に本当に与党と野党の差はないのか.私にはそうは思えない」と指摘。特に、住宅再建基本法制定について、政府は阪神大震災の9日後の私の国会での質問に対し、「資本主義社会では個人の損失への補填はなじまない」と拒否していたこと、これを乗り越えて、全国2,000万人の署名、小田実さんらをはじめとする多くの市民運動、日本共産党の国会論戦らが結合して、法制定させた初めての事例である」ことを強調しました。
さらに、「岩手県では、達増拓也知事が復興の基本に憲法の『幸福追求権』を据えて、11年半も被災者の医療費を減免しているが、宮城県は2年半、政府は1年半で支援を打ち切った。ここには大きな差があるではないか」と紹介し、NHKでは時間がなく述べられなかった志賀原発の危険性、「万博よりも、被災地の復興、人的支援を」と強調しました。
第二に、「政治とカネ」の問題について、NHKでは「こと発端は、赤旗日曜版のスクープ」と紹介。「自民党の認識としていちばん欠けているのは、裏金作りが、長期に構造的・組織的にやられており、これは違法行為、犯罪行為であるという認識が決定的に欠けている」と指摘。「求められているのは、派閥解消ではなくて、真相解明だ」と強調すると、会場から大きな拍手が起こりました。また、30年前,「企業団体献金の禁止を公約しておきながら、政党助成金をもらい、さらに企業団体献金もパーティ券収入も手にする。こんなことが許されるはずはない」と厳しく批判しました。
その上で、国会での各委員会の委員長らが辞任せざるを得ない状況を紹介。
「国民世論が自民党政治を追い詰めている証左だ」と指摘。時事通信の内閣支持率14%と言うのは,「調査開始以来最低の支持率。国民はすでに不信任を突きつけている」と世論調査も示して、今こそ自民党政治そのものを終わらせよう」と呼びかけました。
また、昨年秋の自民党の「税制改革大綱」で、行き過ぎた法人税減税の政策的失敗を自ら認めていることも紹介し、大企業の裏金が、いかに政治を歪めてきたのか、企業には選挙権はなく「いかに国民の参政権を侵害してきたのか」という点も強調しました。
第三に、第29回党大会や、私の国会での敵基地攻撃能力保有問題での論戦にも触れ、「二つのおおもとから政治をただす日本共産党の役割」について報告。「党大会は、人間の自由論の発展という点、強く大きな党の建設について深めた画期的なものだった」と紹介。マスメディア各社が「閉鎖的な共産党」などという一面的な報道しかできないことについて、「大会期間中、マスメディアは、全て公開された議事をつぶさに見ているではないか。開かれた大会であることは、マスメディア自身が一番よく知っているではないか。私たちがどれだけ民主主義的な討論を尽くしたか、みなさんはお分かりになると思う」と強調しました。
記念講演の最後に、兵庫県党の革命的伝統について紹介し、日本共産党を強く大きくする活動にご協力をお願いしたいと講演の訴えを結びました。
写真は、神戸北区後援会のみなさんと聴衆の声援に応える私(左端。右へ、たけうちゆうこ党兵庫2区平和・くらし委員長、2区予定候補.その隣は、朝倉えつ子市会議員、田島北区後援会会長)。