日本共産党京都文化後援会総会で訴え//機関紙「つづれおり」へ寄稿。

2023年06月11日

報告です。10日、京都市内で日本共産党京都文化後援会総会が開催されました。
国会情勢などを訴えました。総会には、成宮まり子京都府会議員・党府委員会文化部長、山根智史京都市会議員も参加し、挨拶しました。

私は、「昨日、新幹線の車窓から麦秋の黄金色と稲の緑色をみて、子ども時代に野を駆け巡っていたころを思い出しました」などと切り出し、「いよいよ総選挙。たたかう態勢を」と呼びかけました。

 

 

国会の状況について、「①せめぎあいの情勢、②各党の立ち位置がハッキリした、③日本共産党と「しんぶん赤旗」がなかりせばという状態」と端的に、「3つの特徴」を説明し、いくつかの問題を報告しました。

 

 

第一に、私の国会質問で暴露した「パネル」を示し、憲法違反の敵基地攻撃能力保有論が、どういう方向に行きつくのかを説明しました。

 

 

また、入管法改悪をめぐって、日本共産党と「しんぶん赤旗」が、①柳瀬難民審査参与員の「申請者の中に難民はほとんどいない」という発言のでたらめを暴露し、入管法の立法事由が崩れる事態となったこと、②送還ノルマまで課して強制送還に 臨んでいたこと、③大阪入管の常勤医の酒酔い診察問題などを次々と明らかにして論戦し、これと国民的な運動の発展が重なり合って岸田政権を追い詰めたことをリアルに報告。

維新の会の梅村参院議員の本会議等での発言や、その後の党としての対応は、「人権感覚のかけらもない。この党に人権を語る資格はない」と厳しく批判しました。

 

 

最後に、「先ほど貴志カスケさんの個展に顔を出してから、この会に参りました」と紹介し、「世論と運動の発展に確信を持ち、文化後援会の奥深い力の発揮で総選挙勝利を」と呼びかけました。

 

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同会の機関紙「つづれおり」に掲載された、私の投稿。

「なげけるか いかれるか はたもだせるか きけ はてしなき わだつみのこえ」と台座に刻まれた、反戦平和の象徴「わだつみ像」が、私の母校立命館大学に建立・除幕されたのが1953年12月8日。今年は70周年を迎える節目の年である。

除幕にあたって、学生の代表は、「再び他国の青年と戦わず、共に組んで世界の平和を守りぬくことを」「学問の自由と学園の民主主義の旗を最後まで高く掲げることを」と、「不戦の誓い」を宣言したである。

今日の情勢を考えるとき、いまこそ「不戦の誓い」の歴史を思い起こし、新たな決意で平和の旗を掲げたいと思う。
全京都の民主勢力が、わだつみ像建立70年を記念し、憲法の平和主義を高らかに宣言する催しが出来ないだろうか。
大学の四年半、「不戦の集い」を主催してきた一人としての切なる願いである。