入管法採決強行に断固抗議する。仁比議員の反対討論//これが入管庁の内部資料だ。「送還ノルマ」「大阪入管医師酒酔い」
2023年06月8日
本日の参院法務委員会における「入管法」の採決強行に断固抗議する。
立法の根拠が総崩れにもかかわらず、暴挙に暴挙を重ねることは許されない。
法務委員会における仁比聡平参院議員の反対討論の動画です、ご覧ください。同時にこの間、明らかにした資料も掲載しました。
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以下の資料は、日本共産党の仁比聡平参院議員が「しんぶん赤旗」を通じて、独自に入手したもの。
資料1は、様々な事情で日本に滞在せざるを得ない送還忌避者=非正規滞在者を一括りにして、2022年度に456件減らすノルマを立てていた表。個々の事情を考慮するどころか、まずは強制送還の目標ありきで、まったく許されないことです。
資料1。
資料2は、1月21日付で、大阪入管の入国警備官が同入管次長(診療室長)にあてた「当局診療室常勤医師の呼気アルコール検査結果等について(報告)」の文書です。
名古屋入管で、ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった事件を受けて、入管庁は大阪入管などに常勤医師を配置して行った改善策と大見えをきっていました。
ところが、この常勤医師は、酒に酔った状態で外国人収容者を診察していたという驚くべき事態が起こっていたのです。
しかも、これら二つの資料に示された内容を、法務大臣・法務省は、法案提出前につかんでおり、国民と国会に隠ぺいしていたという重大な責任は免れません。
この点でも、8日の参院法務委員会における入管法の採決強行は断じて許されない。
今からでも遅くない。撤回、廃案を求めていきたい。