こくた恵二
こくたが駆く

「もっと気軽に」−これも野党外交

 3月30日付「こくたが駆く」において、スウェーデン大使公邸でひらかれたレセプションに出席した話を紹介した。
 その中で出された話として、「京都へ行くが、議員の中から、日本の老人ホームを視察したいとの声があがった。京都府へお願いしたが紹介していただけなかったので、どこか紹介していただけないか」とお願いされ、原谷の『こぶしの里』を紹介したと書いたが、昨日の午後さっそくその『視察』が実現した。
 スウェーデンの国会議員11名と随行員1名がこぶしの里を訪れ、私の旧知の友人でもある広末理事長が応対、1時間ほど懇談し、施設を見て回っていったとのこと。広末さんから「自由党と社民党、共産党(?左翼党のことかな)の議員が来たよ。皆さん、満足して帰ってんじゃないかな、スウェーデンといえば日本に比べたらすっと福祉先進国、こっちがいろいろ聞きたいぐらいだったよ」との報告を聞き、「野党外交(議員外交)も難しく考えずに、こんなふうに気軽にやれば良いんだな」と、自信を深めた。
 縁は異なもので、スウェーデン大使館に勤務しているスタッフが、京都の知人の娘さん。
 いくら大使館でも、京都で活動する議員であること位は知っていていても、京都府が断った件を、そんなに気軽に頼めるものではないはず。
 今度、真相を聞いて見なくては!

(Update : 2005/04/02)