緊急野党国対委員長会談。萩生田発言の謝罪・撤回、国会延長反対を確認
2016年11月24日
24日、野党四党は国会内で、緊急に、野党国対委員長会談を開催しました。
その中で、与党の強行採決に関わって、萩生田官房副長官が「田舎のプロレスみたいで茶番だ」と発言していることに対して、謝罪と撤回を求めることを確認しました。
この発言は、大問題になった政府の一連の強行採決に関する発言と軌を一にするもので、国会を侮辱する許しがたいと合同会見で指摘しました。
なお、与党側からも、不謹慎な発言(公明党)、遺憾だ(自民党)との厳しい批判が相次いでいます。
二つ目は、国会会期は、このまま閉じるべきだとして、延長反対を明確にしました。
TPPについて、安倍首相が「アメリカが入らないと意味がない」とリマで発言。その後、アメリカの次期大統領のトランプ氏が「TPPからの撤退」を明確に宣言。TPPが、事実上発効しない下で、国会に承認を求めること自体が言語道断です。
年金カット法案は、審議が始まったばかり、参考人質疑を終えたら直ちに採決を狙うなどとんでもない。
二つの案件は、廃案にすべきであると確認しました。
三つ目に、安倍首相が行った、トランプ氏やプーチン大統領との会談の内容を明らかにする集中審議を衆議院の予算委員会を開いて行うべきだとの点も確認。
以上の三点を、自民党国対委員長に申し入れることで合意しました。