~文化の秋来る~その1。「絵葉書にみる日本と中国」展、篆刻習作展鑑賞
2016年10月16日
京都の立命館大学国際ミュージアムでは、10月1日から12月11日まで2016年度秋季特別展「絵葉書にみる日本と中国 1894-1945」が開催されています。
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/special/2016/exhibition2016_3.html
日清戦争、日露戦争、日中戦争などの歴史的出来事を、絵葉書という媒体を通して、日本と中国は、あるいは世界は両国の関係をどう見ていたのかを問いかけます。
私は初めて知りましたが、世界的な絵葉書収集家であるドナルド・ラップナウさんのコレクションからの出品が中心で、日本では初公開なのだそうです。いや、ものすごい量です。出品一覧表をいただきましたが、415点もあります。
報道では、ラップナウ氏は「過ちを繰り返さないためにも、つねに過去への問いかけが必要」と語っておられるとか、必見です。(下の写真は、京都民報社から。防諜絵葉書)
私は、さらに、同ミュージアムの二階、「『無言館』/京都館ーいのちの画室」、「岡部伊都子・二つの文箱」ミニ企画「憲法のはなし」展も鑑賞してきました。いずれも時間をかけて胸に深く刻みたい展示です。
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第4回篆香楽会習作展をギャラリーかもがわで鑑賞しました。
指導にあたってこられた西嶋香波氏が昨年逝去され、氏の作品「飲水思源」が展示されていました。
この作品展では、篆刻に励む方々が自らの思いを字に託しておられ、一つひとつの言葉が参考になります。ちなみに「飲水思源」の意を「みずをのみてみなもとをおもう。他人から受けた恩を忘れてはいけない戒め」と目録に記されていました。
写真は、「耕不盡」(=耕せども尽きず、耕すほど豊かな実りがあるとのことでした)を前にパチリ。